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POSTED BY 編集/ライター はな 掲載日: AUG 24TH, 2022.

【二十四節気】2023年の「夏至」はいつ?食べ物や半夏生についても解説

【2022年8月24日更新】「夏至(げし)」は、季節の指標である「二十四節気」の10番目の節気。「夏に至る」と書くように、この頃から夏の盛りに向かいます。毎年6月21日〜7月7日頃です。カレンダーではこの期間の初日に夏至と記されていて、2023年は6月21日(水)。一般的に夏至と言うときは、この初日を指すことが多いでしょう。この日、北半球では1年のうちで昼の時間が最も長くなります。「太陽の力が最も強まる日」とされ、各地で夏至祭が催されます。近年では、キャンドルナイトのイベントも広がってきています。

>>>「二十四節気」とは?


6月21日頃からの半月間は、「夏至」と呼ばれる季節。夏至の特徴、行事や風習について、和文化研究家の三浦康子さんに教えてもらいました。

夏至とは?

夏至(げし)とは「夏に至る」と書くように、夏の盛りに向かっていく頃。二十四節気の10番目で、夏を6つに分けたうちの4番目の節気です。「立夏」と「立秋」のちょうど真ん中、つまり、暦の上では夏の真ん中となります。毎年6月21日〜7月7日頃にあたり、2023年は6月21日(水)から7月6日(木)までの16日間。カレンダーには初日に「夏至」と記載されています。一般的に「夏至」と言うときには、この初日を指すことが多いでしょう。

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北半球では、夏至(夏至の初日)は、1年のうちで昼の時間が最も長くなる日。「太陽の力が最も強まる日」とされ、スウェーデンなどの北欧では夏至祭が盛んに行われています。日本では、三重県伊勢市にある二見興玉神社の夏至祭が有名。梅雨のさなかですが、晴れていれば陽の光を浴びて太陽からパワーをもらいましょう。

夏至の期間を過ぎたら、梅雨明けも間近。季節は一気に本格的な夏へと向かっていきます。

【豆知識】冬至とは?

対して「冬至(とうじ)」は、二十四節気22番目の節気。北半球では昼が一番短くなります。2022年は12月22日(木)〜2023年1月5日(木)です。カレンダーには初日である12月22日(木)に冬至と記されていることが多いでしょう。

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キャンドルナイトを楽しもう

夏至の日は、昼が最も長いということは、夜が最も短いということ。夏の短い夜は「短夜(みじかよ)」と呼ばれ、夏の季語にもなっています。

近年では、夏至と冬至の夜、世界各地でキャンドルナイトのイベントが開催されています。このイベントは、照明を消してキャンドルの灯りだけで過ごすというシンプルなもの。日本では、東京タワーや増上寺のキャンドルナイトが有名です。

みなさんも今年の夏至はおうちでキャンドルナイトを楽しんでみませんか?揺らめく灯りに癒やされながら、食事を楽しんだり、入浴したり。アロマキャンドルを使って、お気に入りの香りでリラックスしてもいいですね。

タコや半夏生餅で豊作を祈願 

夏至初日から11日目は「半夏生(はんげしょう)」と呼ばれ、季節の移りかわりの目安となる雑節(ざっせつ)の一つ。「田植えは夏至の後、半夏生に入る前に終わらせるもの」と、農作業の大事な目安にされていました。

関西では半夏生にタコを食べる風習があります。これは稲の根がタコの足のように、強く広く大地に根付いてほしいと祈願するもの。大阪湾から瀬戸内海にかけての海では、身の引き締まったおいしいタコが獲れます。

また、奈良や大阪・河内地方を中心とした近畿地方では「半夏生餅(はんげしょうもち)」を田の神様に供えて感謝をする習わしがありました。半夏生餅とは、収穫した小麦ともち米を合わせてつき、きな粉をまぶしたもの。今も半夏生の時期には、郷土の行事食として和菓子屋さんに並びます。

>>>夏至・半夏生の食べ物と意味について詳しく解説

監修:三浦康子
和文化研究家。日本の文化を今に生かす方法をさまざまなメディアで提案。「行事育」提唱者。著書に『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)他多数。
http://wa-bunka.com/

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はな

hana/編集/ライター

コーヒーチェーン副店長から編集の道へ。現在は保育園児の母とフリーランス編集者の2足のわらじを履く、なんちゃってワーキングマザー。スポーツ観戦が生活の一部で、贔屓チームの勝敗が体調に影響を及ぼす厄介な体質。ワールドカップの日本開催を機にラグビーも勉強中。

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