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POSTED BY 編集/ライター はな 掲載日: JAN 1ST, 2020.

お正月とは?正月行事の由来や意味は?

「正月」とは、1月1日から1月7日の松の内や1月15日の小正月までを指すのが一般的。正月には、新年の神様である「年神様」を各家庭でお迎えして1年の幸せをたくさん授かるべく、さまざまな行事が行われます。なかでも多くの人との関わりが深い、「おせち料理」「お年玉」「初夢」について、由来や意味、楽しみ方を紹介します。


お正月は、日本の暮らしの中で最も重要な行事文化です。代表的な正月行事の由来や意味、楽しみ方を、和文化研究家の三浦康子さんに教えてもらいました。

正月とは?

本来「正月」とは新年最初のひと月、つまり1月の別称です。しかし、現在では正月行事をする期間を「正月」と捉えることが多く、地域差はありますが1月7日の松の内までや、1月15日の小正月までを指すようになっています。

正月には「年神様」をお迎えし、おもてなしをして見送るための伝統行事が数多くあります。年神様とは新年を司る神様で、元旦に家にやってきて、1年の幸せや健康をもたらしてくれるとされています。正月行事を通して、新年の五穀豊穣や家内安全を願いましょう。

正月行事の由来や意味は?

正月行事と言えば、初日の出、おせち、おとそ、雑煮、年賀状、お年玉、初詣、書き初め、初夢など、盛りだくさん。ここでは「おせち料理」「お年玉」「初夢」について紹介します。

おせち料理

おせち料理とは「節供料理」「御節供(おせちく)」の略で、本来は折々の節日に神様に供える料理のことをいい、正月だけのものではありませんでした。やがて、節日の中でも最も重要な正月の料理を指すようになり、「おせち料理」「おせち」と呼ばれるようになりました。

年神様にお供えして、五穀豊穣、家族の安全と健康、子孫繁栄をお祈りするため、一品ごとにそれらの願いが込められています。数の子は子孫繁栄、黒豆は健康でまめに働けるように、田作りは五穀豊穣など。新年を迎えられたことに感謝しながら、家族やお客様と楽しくいただきましょう。

お年玉

子どもたちの正月の楽しみといえば「お年玉」。今では現金を大人から子どもに渡す習慣になっていますが、もともとは年神様から新年に新しい魂「年魂(としだま)」を授かることをいいました。

年神様は鏡餅などの「お供え餅」に宿ります。そのお供え餅を餅玉に分けたものが「年魂」で、これを家長が「御年魂」「御年玉」として家族に分け、1年を元気に過ごす活力を与えました。この餅玉を食べる料理が「お雑煮」です。

お餅からお金が主流になったのは昭和30年代後半、高度経済成長期の都市部からだと言われています。誰かにお年玉をあげるときには、「1年を元気に過ごせますように」という気持ちも添えて渡してあげると素敵ですね。

初夢

「初夢」は、元日の夜から2日にかけて見る夢のこと。昔は大晦日には眠らずに年神様をお迎えしたので、新年に初めて夢を見るのは「元日の夜」だったのです。

初夢では新しい1年の運勢を占います。もしも悪い夢を見てしまったら、「昨夜の夢はバクにあげます」と3回唱えて。夢を食べる幻の獣「バク」が、悪い夢を食べてくれるとされているからです。また、逆夢ととらえ夢とは逆のことが起きると笑い飛ばす方法もあるとか。

縁起のいい夢として有名なのは、「一富士、二鷹、三茄子(なすび)」。富士は、高い目標や理想を表し「立身出世」、鷹は、高い可能性や行動力を表し「開運や夢の実現」、茄子は、事を成すに通じ「蓄財や子孫繁栄」を表しています。

よい夢を見るためには、宝船か獏の絵、「長き世の 遠の眠りの みな目覚め 波乗り船の 音のよきかな(ながきよの とおのねぶりの みなめざめ なみのりぶねの おとのよきかな)」という回文を書いた紙をあらかじめ枕の下に敷いておくとよいという言い伝えも。今年の初夢で試してみてはいかがですか?

監修:三浦康子
和文化研究家。日本の文化を今に生かす方法をさまざまなメディアで提案。「行事育」提唱者。著書に『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)他多数。
http://wa-bunka.com/

[All Photos by shutterstock.com]

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hana/編集/ライター

コーヒーチェーン副店長から編集の道へ。現在は保育園児の母とフリーランス編集者の2足のわらじを履く、なんちゃってワーキングマザー。スポーツ観戦が生活の一部で、贔屓チームの勝敗が体調に影響を及ぼす厄介な体質。ワールドカップの日本開催を機にラグビーも勉強中。

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