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石黒アツシ

POSTED BY ライター&フォトグラファー&フードコーディネーター 石黒アツシ 掲載日: NOV 1ST, 2023.

材料ほぼ3つ!簡単うまい昼レシピ【94】地中海風白菜とサバとオリーブのトマト煮込み

【ほぼ毎週水曜朝7:30配信】「イエモネおひるごはん部」では、みんなで一緒にランチを作って食べるという活動をしています。活動と言っても、それは声だけでコミュニケーションするSNSアプリでのイベント。そのRoomが開くのはほぼ毎週金曜日お昼ちょうどの12:00です。材料はほぼ3つ。調味料はなるべくうちにあるもので。フードコーディネーターの石黒アツシが声だけで作り方を説明して、みんながそれぞれの自宅のキッチンで作ります。楽しく食べて13時には撤収完了!この連載では当日口頭でお伝えしたレシピと、参加者の皆さんが作った料理の写真とコメントで実際にどのように出来上がったのかご紹介しています。

地中海風白菜とサバとオリーブのトマト煮込み

「地中海風」とか聞くとなんだかおいしそうな、でもちょっとめんどくさいかもといったイメージもあるかもしれませんね。でも大丈夫。おひるごはん部なら1時間で作って食べて終わります。

「地中海風」のキモとなるのは、トマトとオリーブ。それに乾燥ハーブを合わせればすっかりそこは地中海。そして、やっぱり「海」ということで魚を使います。でもおろしたりした準備したりするのは大変なので、「鯖缶」を使います。

地中海風白菜とサバとオリーブのトマト煮込み

そして今回のもう一つの主役の素材は「白菜」。これからさらにおいしい季節を迎えます。くったりと煮込めばしっかりとした量をいただけるので何かと体にもよさそうです。

冒頭の写真のように、パスタと合わせてランチにしたり、すぐ上の写真のようにスープとしていただいてもいいと思います!

鯖缶、トマト缶、白菜に、オリーブオイルとオリーブにハーブ

材料

材料ほぼ3つという企画ではありますが、今回はグレーゾーンといえば言えなくもない「オリーブの実」をいれて4つです。あとは調味料系。チリパウダーの量は好みで調節してください。付け合わせにはパスタでもパンでも。

鯖の水煮缶150g~200g崩さないように使います。
白菜ざく切り1/8元の部分はそぎ切りに
トマトの缶詰ざく切り100ml 
ドライハーブ(オレガノ・タイム・バジルなど)各2振り 
チリパウダー小さじ1 
オリーブ8個 
ニンニク1かけうす切り
塩・粗びき黒こしょう、適量 
オリーブオイル大さじ2 

鍋一つで15分ほど!決め手は白菜をよく炒めることです

なるべく密封性の高い鍋、蓋に穴が開いてないものを使って作ります。白菜には水分がたくさん含まれていますが、今回はオリーブオイルで炒めて飛ばします。そうすると白菜そのものおいしさもわかりやすくなって、おいしい味のベースができます。コンソメやチキンスープの素などを使わなくてもちゃんと奥行きのある味に仕上がります。

1,鍋にオリーブオイルとニンニクを入れて中火にかけて温まったら、白菜の元の部分を入れて柔らかくなるまで炒めます。

炒める

2.トマトの缶詰、ドライハーブ、チリパウダーを混ぜておきます。

3.1に白菜の葉の部分を入れて、2のトマト缶等を混ぜたもの、輪切りにしたオリーブ、サバの水煮を崩さずにそのままのせます。蓋をして弱火で10分間蒸し煮にしたら火を止めて、蓋を開けてざっくり混ぜたら、必要に応じて塩で味を調えます。(オリーブの塩味はまちまちなので、自分の舌で確認してくださいね)蓋を戻して5分程おいて味をなじませます。

煮込む

4.ショートパスタをお皿に敷いてから、その上にのせてみました。食べる直前にオリーブオイルを一回し(分量外)かけて、粗びきの黒コショウも振ります。

地中海風白菜とサバとオリーブのトマト煮込み

みなさんのできばえは?オリーブを忘れたらどうする?

まさか!オリーブオイルを忘れちゃった人もいましたが、冷蔵庫にあった「〇〇」を代用したらこれまたおいしかったという結果になりました。

地中海風白菜とサバとオリーブのトマト煮込み
©A.Yamaguchi

A.Yamaguchiさんです。ルクルーゼの鍋で作ったんですね。いいと思います!

「オリーブがすごくいい!白菜を炒めてトマトと食べるの人生初なのですが優しい味わいで一人で一鍋食べちゃいました。おいしかった!お店の味ですね。」

確かに、白菜とトマトってあんまりやらないですよね。山口さんの缶詰の内容量は150gだったということで、一人でも食べきれました。

地中海風白菜とサバとオリーブのトマト煮込み
©Mayumi

「あまりオリーブを買ったことがなかったのですが、トマトにあっていてびっくり!白菜にサバの味も移っていておいしかった〜!たくさん白菜が食べられてうれしかったです。」とMayumiさん。

鍋の翌日、残ってた白菜でこれ、ありだと思います。切ってしまってあっても問題ないですね。

©Ma.Mari

当日みんなで作り始めたら、M.Mariさんが「オリーブを準備してなかった!」ということで、急遽冷蔵庫に入っているものを確認してもらって、代わりに高菜で作ることにしました。

「オリーブを買い忘れてしまい、醤油漬けの高菜で参戦!(先生、ごめんなさい~!)思った以上によくあったと思います。高菜の漬物は40g入れ、ちょうどよい塩加減でした。ゴロゴロのサバがおいしかった。細かく崩さなくて正解ですね~。」

オリーブ同様、高菜も初めから塩味があります。味の調整もよくできてよかったと思います。

というわけで、みなさんおいしくできました。次回はご飯がすすむ「牛肉の塩こうじ炒め」に挑戦です。

[All photos by Atsushi Ishiguro unless otherwise attributed.]

石黒アツシ

Atsushi Ishiguro/ライター&フォトグラファー&フードコーディネーター

旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。

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