【知らなかった！】手荒れの原因はハンドクリームの量と塗り方にある？

秋冬の乾燥でトラブルが多い“指先、唇、かかと”。手肌ケアでお馴染みの「ユースキン製薬」の調査では、指先が荒れている人の約96％の人がハンドクリームを塗っているにも関わらず、半数以上が指先まで塗れていないという結果もわかっています。今回は、皮膚科医が教える簡単で効果的なクリームの塗り方を紹介します！

意外と指先トラブルは年中発動！ 

1955年（昭和30年）に創業し、家庭の薬として馴染みのある「ユースキン製薬」。「あなた（you）の肌（skin）のために」という意味を込めた社名の通り、長年肌に悩む人たちに寄り添った商品を開発し、スキンケア情報を発信しています。

夏から気温が下がる秋冬に荒れやすい指先。近年は「手洗い・アルコール消毒、スマートフォン・PCの使用時間の増加」も手荒れの原因になっていることはご存知でしょうか。スマホ画面との摩擦によって指先の皮脂や水分が奪われて、指先に負担がかかってしまうそう！

「指先はよく使う分、荒れやすい。軽症だからと放置すると気づいたときには重症化していたということもあり、日頃から指先までしっかりケアすることが大切」と教えてくれたのは野村皮膚科医院院長の野村有子先生。 

指先の血流が悪くなると冷え性の原因となり、冷えることで乾燥し手荒れも加速……。水仕事の人だけでなく、現代人は1年中ハンドケアは必要なのです！ 

きちんとクリームは塗れているか？モニター試験を実施 

2023年2月、10〜70代の男女501名を対象にしたユースキン製薬の調査によると、指先が荒れている人の約96％が「ハンドクリームを使っているのに、その半数以上が指先までハンドクリームを塗れていない」と回答。 

（画像：ユースキン製薬「手荒れとハンドクリームの塗り方に関するアンケート」）

約73％という大多数が「指先荒れによって日常生活や仕事で支障をきたすことがある」と何らかのお悩みを抱えていました。 

（画像：ユースキン製薬「野村有子先生監修ハンドクリームの塗布状況を調べるモニター試験」より） 

さらに、野村先生監修のもと、20〜50代の男女7名のひびやあかぎれなど指先の荒れに通年悩む人達を対象に「指先荒れの原因と対策法を検証するモニター試験」を実施。 

ハンドクリームを塗った後に特殊ライトで可視化してみると、黒くて光っていない部分はクリームが塗れていないと反応し、塗っているつもりでも「指先や爪周りはハンドクリームが行き届いていない」ことが分かりました。 

効果的なハンドクリームの塗り方

ハンドクリームは「塗るだけ」ではなく「行き届いていない」ことこそ指先荒れの原因、ということでハンドケアを実践！ 

筆者も「ユースキン ハナ ハンドクリーム キンモクセイ」（税込770円）を使ってケアしてみました。アルコールフリー、パラベンフリー、動物由来成分フリー、鉱物油フリーという低刺激処方。濃厚クリームで高保湿が特徴で、ほんのりとキンモクセイが香ります。 

（画像：ユースキン製薬「適切なハンドクリームの量」）

まず、知らなければならないのは「適切なクリームの量」です。1回分は「人差し指の指先から第1関節まで」、手荒れがひどいときは「第2関節まで」を目安にたっぷりと使います。

量が少ないと効果が不十分。筆者は普段、1回分の量の半分くらいしか使っていなかったので、全然足りていませんでした！

（画像：ユースキン製薬「効果的なハンドケアの方法」）

クリームのテクスチャーが“するん！”とするまでなじませて完了。特別に難しい工程はなく、ハンドマッサージを兼ねてケア時間は約3分間。クリームを「塗る」ではなく「すりこむ」というイメージが大切です！ 

就寝前が効果的で、筆者も指先と爪周りを意識していたこともあり指先のなめらかさを実感しました。まずは5日間続けてみてください。 

唇・かかとケアも要チェック 

手・指先トラブルのほか、唇やかかとケアも気になる部位。ということで、最後に「正しいリップケア」と「かかとケア」も紹介します。 

正しいリップケア 

ほかの部位よりも角層が薄い「唇」は、水分をためにくく、皮脂を分泌する皮脂腺や汗を分泌する汗腺もなく、乾燥やトラブルが起こりやすい部位。紫外線の影響を受けやすく、放置したままだと冬に悪化しやすいので早めのケアが重要です。 

こちらはビタミンB2の色（黄色）をした薬用リップクリーム「ユースキン メディカルリップスティック（販売名：ユースキン　リップケアc）」（税込836円）。 無香料でノンメントールなので使いやすく、うるおい成分（ヒアルロン酸、ビタミンC）、まもる成分（スクワラン、ホホバ油、アボカド油）を配合した高保湿のさらっとタイプ。

（画像：ユースキン製薬「４ブロックリップマッサージ」）

乾燥するときは「化粧品リップ・薬用リップ」、唇が割れがちなときは「薬用リップ」、ひび割れ・亀裂・皮むけには「医薬品リップクリーム」と、症状に合わせてリップを選び、ユースキン製薬が開発した正しい塗り方「4ブロックリップマッサージ」でケアします。 

唇を4ブロック（左上唇、右上唇、左下唇、右下唇）に分け、1ブロックずつリップクリームを縦ジワにそって楕円を描くように塗ります。 

皮膚のターンオーバーのサイクルは約28日ですが、唇は3〜4日間と早いので正しくケアすれば唇荒れが改善しやすいのも特徴です。 

カメラでチェックしてかかとケア 

体重の約70％の圧力がかかり乾燥しやすい「かかと」。歩行衝撃を吸収するために皮下脂肪が厚く、血流も悪くなりやすく、見えないだけにケアをしたい部位です。 

（画像：ユースキン製薬「効果的なかかとケアの方法」）

ユースキン製薬では携帯のカメラでかかとを撮影し、画像を拡大して保湿ケアをして、さらに翌朝に状態をチェックをする「フットセルフィー」を推奨。「皮膚の状態（かさつき、硬さ、ひび割れ）、かかとのふちの色（血色の良い肌色であるか、黄色みを帯びていたら要注意）」がチェックポイントです。 

冷えや荒れには保湿効果と血行促進の作用がある「ビタミンE配合タイプ」、深いひび割れには角質を柔らかくする「尿素配合タイプ」を。入浴後か就寝前のケアが有効です。 

かかと片足分のクリームの適量は、ハンドクリームと同じく「人差し指の指先から第一関節まで」。クリームを手のひらで伸ばし、両手で足の裏、甲、側面、足の指に広げ、両手でしっかり塗ります。足指の先や爪の周りまでマッサージすると足指のしもやけ対策にも。

足のトラブル予防には靴や靴下などのアイテム選びも重要、とのこと。かかとが痛くなると歩行バランスが崩れ、膝痛や腰痛など全身にも影響し、さらに改善にも時間がかかります。重症化しやすいので、入浴後に手と一緒にケアするとよいでしょう。

お気に入りのクリームで癒やし時間を 

ユースキン製薬からは、手荒れやかかと荒れを治すユースキン（販売名：ユースキンAa）、ほんのり上品な花の香りのハンドクリームのユースキンhana、超敏感肌用のユースキンシソラなど様々なラインナップが販売されています。

持ち歩きに便利なチューブタイプや家族で使えるボトルタイプなど使用シーンに合わせて製品を選べ、ハンドケアやフットマッサージ方法は公式Youtubeチャンネルでも動画で紹介しています。 

今回筆者も実践して1週間程でその効果を感じました（＊個人の感想です）。お気に入りのクリームを使って、1日の終わりに約5分間、未来の健康的な自分を思い描いてリラックスしてみてください。

［photos by kurisencho］

kurisencho／ライター

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