「にじゆら」の手ぬぐいで、日常がほっこり包まれる｜日本橋コレド室町

9月27日にオープンした日本橋の「COREDO室町テラス」。日本初上陸の「誠品生活日本橋」など話題の店舗が集結しています。台湾発の誠品生活は、海外でも評価が高く、米国CNNの“世界で最もクールな百貨店14”などにも選出されました。本だけでなく、文具や生活雑貨、グルメまで幅広いアイテムや体験がつまったおしゃれな書店です。今回は、誠品生活内の手ぬぐい専門店「にじゆら」を現地ルポ。

「にじゆら」は大阪・堺生まれの注染手ぬぐい専門店。手ぬぐい、と一言でいっても、その使い方のアイデアは無限大です。店まるごとお持ち帰りしたくなる、センスあふれる手ぬぐいの数々を現地ルポ。

「可愛い」「面白い」が詰まったお店

にじんだり、ゆらいだり。
にじゆらは、 注染という染めの技法を使って、こつこつともの作りをしてきた染め工場が届ける手ぬぐい専門店です。注染とはその名の通り、染料を「注いで」染める技法。

店内には、さまざまなデザインの手ぬぐいが並んでいます。そのどれもが、思わず声をあげたくなるほど可愛い。デザインのモチーフとなっているのは、私たちが日常目にするものたち。それらがこんな風に可愛く、ときにモダンに、ときにユーモラスに染めあげられていることに驚きます。センスに脱帽です。

こちらは血液型手ぬぐい。ブタやネコはA型が多い、クジラや牛はほとんどがB型、大根やゴボウはO型、カエルやバラ、スモモはAB型など・・・。自分の血液型は他のどんな生き物たちと一緒なのかがわかるようになっています。一見普通の動物や野菜モチーフの手ぬぐいと見せかけて、実は・・・という仕掛けがいいですね。

日常を包む手ぬぐいのアイデア

手ぬぐいは、実にいろいろなものを包めるということ、むしろ包めないものはないのでは？と思うほど、店内にはそのアイデアであふれていました。

いただいたご祝儀袋、処分のしかたで悩んだことはありませんか？手ぬぐいご祝儀袋なら、その後もずっと使えます。

注染はんかちご祝儀袋 各1,300円
https://bit.ly/2AH5Ij6
[楽天]

手ぬぐいブーケは、手ぬぐいを花束に見立ててデザインされたアイテム。遠方で生花を贈ることができないとき、生花持ち込み禁止の施設へのお見舞いなどに重宝しそうです。コップなどに立てて飾った後は、もちろん手ぬぐいとして使えます。

手ぬぐい tenugui bouquet（手ぬぐいブーケ）
https://www.nijiyura.jp/hpgen/2017_tenuguibouquet.html
[楽天]

5年保存可能な防災用のクッキー缶を手ぬぐいで包んであります。万が一のとき、お腹も心も満たしてくれそうです。

防災セット　みんなのクッキー×てぬぐい 1,600円
https://www.nijiyura.jp/SHOP/DC44901.html

このまんま
ずっと、やり続けられるように。

「われわれがこの町で、ずっと昔からやってきたことを
この先も、このまんま
ずっと、やり続けられるように。

言うたら、それだけなんです。」

この言葉は、店内に飾られた手ぬぐいの上に掲げられていました。

そう、ずっとやり続けられるように、そのために、にじゆらでは、昔ながらの手ぬぐいの技法に作家さんのセンスを積極的にかけあわせ、今の時代でも心寄せてもらえるものを生み出しているのだそうです。

注染の全工程を体験

日本橋店では注染の工程すべてを体験できる工房も併設されています。用意されたものから好きな柄を選び、専任の職人さんに丁寧に教えてもらいながら、”注染”を体験できますよ。

[体験実施日予定]　月、水～日　時間 11:00～ 15:00～　17:30～ 各回2名
[料金予定]　 1名 4000円　手ぬぐい2枚をお持ち帰りできます。

※価格はすべて税抜きです。
※商品名、価格、仕様、発売時期、品揃え等は変更される可能性がございます。

注染手ぬぐい にじゆら 日本橋店
東京都中央区日本橋室町３丁目２－１ 2階　COREDO室町テラス　誠品生活日本橋店内
10:00 – 21:00 　　　
定休日 COREDO室町テラスに準ずる
https://nijiyura.com/news/1470/

オンラインショップ
http://www.nijiyura.jp/hpgen/topmenu.html

[All Photos by Atsushi Ishiguro]

＞＞＞日本初上陸！世界で最もクールな百貨店『誠品生活日本橋』を徹底現地ルポ

＞＞＞台湾では漢方が女の子の美容と健康の“おまもり”だって知ってる？日本初出店【DAYLILY＜デイリリー＞】

＞＞＞世界最高のビーントゥーバーチョコレートとは？【green bean to bar CHOCOLATE日本橋店】

山口彩

aya yamaguchi／統括編集長／フードアナリスト

インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。旅と自由をテーマとしたライフスタイルメディア「TABIZINE」編集長を経て、姉妹媒体「イエモネ」を立ち上げる。現在は「イエモネ」「TABIZINE（タビジン）」「novice（ノーヴィス）」「bizSPA!フレッシュ」統括編集長。可愛いものとおいしいものとへんなものが好き。引越し歴は15回。

著者のプロフィールを詳しく見る