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POSTED BY ライター/パティシエ/ときどき通訳 sweetsholic 掲載日: JAN 22ND, 2021.

植木おじさんに聞く【13】プレゼントにも!香りとお花を楽しむ、アロマワックスバー

何気ない日常を少しだけ特別なものにしてくれる、お花や植物。それは、通勤途中に見かける四季折々の花だったり、お祝いごとのブーケだったり、インテリアを彩る鉢植えや観葉植物だったり···。そんな植物たちから、今日も元気をもらいましょう! この連載では、お花や植物選びのコツ·育て方などを、園芸に造詣の深い植木おじさんことTさんに教えてもらいます。

今回は、お花を閉じ込めたインテリア性の高い芳香剤「アロマワックスバー」について。雑貨店で人気のアイテムですが、実はおうちでも簡単に作ることができるんです!

アロマワックスバーとは?

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キャンドルと同じくワックス(ロウ)が主原料の芳香剤で、アロマキャンドルのように火を灯さなくても、長期に渡って香りが楽しめるボタニカル雑貨です。英語圏では「ワックスサシェ」と呼ばれることも。

可愛い見た目を生かし、“見せる芳香剤”として、インテリアとして楽しめるのも魅力。もちろん、ギフトにもいいですね。

作り方はとてもシンプルで、大豆由来のソイワックスやミツバチの巣から採れるミツロウ、あるいはパラフィンワックスなどに精油または合成香料(アロマオイル/フレグランスオイル)を加えて溶かし、ドライフラワーなどお好みの素材を飾るだけ。今回は、そんなアロマワックスを作ってみることにしましょう。

必要な材料と作り方

【所要時間】
30分程度(※素材を配置してワックスが固まるまでの時間は除く)

【用意するもの】

  • ミツロウ・パラフィンワックス(ハード系ソイワックスなどでも)
  • 素材(ドライフラワー、押し花、ドライフルーツなど)
  • お好みの精油
  • 割り箸
  • 専用シリコン型
  • ピンセット
  • 紐やリボン

※専用のシリコン型でなくても、100円ショップのシリコン型または紙製のミニパウンドケーキ型などでも可能です。その際は、穴をあけるためのストローを用意しましょう。

【作り方】
1. 溶かしたパラフィンワックスはすぐに固まってしまうため、作る前に具体的な仕上がりイメージを考えておく。
2. 素材が型におさまるよう、必要に応じて素材をカットする。
3. 手鍋に5cmぐらいの深さまで水を張り、弱火にかける。耐熱容器にワックスを入れたものを中央に置き、溶けるまで湯煎する。割り箸で混ぜながら、完全に溶かす(2分程度)。
4. ワックスが溶けたら火から下ろし、精油を加える。精油の量の目安は、ワックス30gに対して20滴程度。
5. ワックスを型に流し入れたら、少し固まるまで置き(3分程度)素材を並べる。
6. ワックスが完全に固まるまで、1時間程度そのまま乾かしたら完成。

※すぐに素材を置いてしまうと、素材がワックスの底に沈んでしまうので注意! また、型に流してから5分ほど経過すると固まってしまうので、5の作業は素早く行いましょう。

作るときのポイント

アロマワックスバーを作った感想や、作り方のポイントをTさんに聞いてみました。

“特に難しい工程はありませんが、ロウを型に流し込んだあとは手早く進めていきましょう。ロウに素材を置く際に戸惑うことがないよう、あらかじめ完成イメージをスケッチしておくといいですね。

仕上がりイメージをスケッチして、素材を置いておくと作業が手早く進められる

精油は量が多すぎると香りが強くなるし、少なすぎるとあまり香りがしません。今回はラベンダーの精油を使用、25~30gのワックスに対して20滴ぐらいが適量だと思いました。ローズやカモミールなど、精油によっても香りの具合が変わってくると思うので、20滴前後を目安にしてみてくださいね。

ダイソーで購入したワックスと自家製のドライフラワー

今回は通販サイトのアロマワックスバーキット、100円ショップ·ダイソーで購入したワックス、自宅の庭のバラをドライフラワーにしたものを使って、4種類のアロマワックスバー作りにチャレンジしました。4種類のうちのひとつには、ワックスを溶かすときに着色料を少し加えて色付けしてみました。

左から時計回りに:ダイソーのワックスでの作品、キットを使用しての作品(着色、着色なし)、ダイソーのワックスと自家製ドライフラワーでの作品

キットのワックスと比べると、ダイソーのモノは仕上がりが多少見劣りするものの、100円にしては十分な出来映えではないかなと思います。ダイソーのワックスで何回か練習したあとに、専門店で材料をそろえて本番にチャレンジするのもいいかも! ちなみにキットだと、必要な材料が精油以外はほぼ全てそろうので、とてもラクですよ。

必要な材料はここで買える

花材全般がそろう「はなどんや」、楽天やアマゾンなどの通販サイト、100円ショップなど。

アロマワックスバー
[楽天][Amazon]

オマケ:精油とアロマオイル

100%植物由来の精油(エッセンシャルオイル)と、精油に香料を加えたものや合成香料のアロマオイル。香り付けに使うアロマは、どちらがよいのでしょう?

ナチュラルな香りを楽しむなら精油がおすすめですが、アロマワックスバーに関しては、精油と香料をダブルで配合すると、より香りが長持ちするそうですよ。

とはいえ、精油にはさまざまなパワーがあるのも見逃せません! ご興味がある方は、アロマテラピーインストラクター監修の連載「こころとアロマ」もあわせてどうぞ。

植木おじさん(Tさん)···ガーデニング&家庭菜園を始めて早30年。都内にある自宅にはガーデニングスペースのみならず、温室も併設、蘭の栽培が得意。愛読書は『趣味の園芸』と『趣味の園芸 やさいの時間』。お花と野菜のことならお任せあれ! 

[All photos by Tさん & Sachima] 
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sweetsholic/ライター/パティシエ/ときどき通訳

海外を放浪しながら気ままな人生を謳歌しているフリーライター、パティシエ。現在の居住地は南フランス。海外のライフスタイルや、各国で学んだお料理などをみなさまと共有できればと思っています。 世界の文化とスイーツ、地中海料理、マレーシアが大好き。

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