新生活を迎える人が多い春。期待に胸を膨らませながらも、やっぱり不安や緊張を感じることもありますよね。この連載に登場するユーモアあふれる雑貨たちは、ソワソワする気持ちを少しだけほぐしてくれるかもしれません。今回ご紹介するのは「じゆうきっぷ」です。電子マネーを使うことが多い今、出番の少なくなった切符。そんな切符がメッセージカードとなって、電車のように気持ちを運んでくれますよ。

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レトロな切符がメッセージカードに！

今回遊んでみたのは、「日本文具大賞２０２１」でデザイン部門グランプリを受賞した「いろ色きもちきっぷ」。3種類あるうちの一つ「じゆうきっぷ」です。白とブルーのデザインがおしゃれな小さな箱には、「じゆうきっぷ」の文字が書かれています。

中に入っているのは、レトロな乗車券デザインのカードが15枚。

触ってみるとボール紙のような材質。

日本に数台しかないといわれる硬券乗車券専用の印刷機で刷ったという文字は、とても味があります。硬券乗車券とは、昔から使われていた厚紙でできた切符のことだそう。電子マネーが主流となっている今、なかなかお目にかかることはありませんよね。

硬券乗車券を模したきっぷには、自分で行先や用途を書くことができるようになっています。今回の商品は、ほかにも「ありがとう」と「おめでとう」が書かれているバージョンもありますよ。

端っこにあいている穴は、小さな子どもが乗車券をなくさないように紐を通して首からかけておくためのものだとか。細かいところまでこだわって再現されています。ちゃんと小人用の「小」の文字が入ってる〜。

プレゼントに添えて

端っこの穴に紐を通せば、プレゼントにつけられるメッセージカードになります。ちょっとした物でも特別感のあるものに！

言いにくいこともきっぷにのせて

「じゆうきっぷ」は言いにくいことを代わりに伝えてくれる便利なアイテムでもあります。寝坊して家族のお弁当作りが間に合わなかったときは、500円玉にきっぷを添えて。これなら失態を多少ごまかすことができるのではないでしょうか？

いたずら三昧のわんこにも

我が家には、なかなかなヤンチャっぷりのわんこがいます。彼女はいつもソファに襲いかかったり……

座椅子の中身を出してみたり……

壁紙を剥がしてみたりと、日々悪事の限りを尽くしています。

そんなわんこの「ごめんね」の気持ちを「じゆうきっぷ」に代弁してもらうと、あら不思議！　なんだか殊勝な表情に見えてきて、「いいよ、いいよ」と言ってしまいそうな気持ちになるのです。

そのほかにもいろんな使い道がありそうな「じゆうきっぷ」。ちょっとした贈り物や、普段のコミュニケーションとして使えそうな面白アイテムでしたよ。

いろ色きもちきっぷ
「じゆうきっぷ（フリー）」
550円（税込）
https://www.kumpel-design.com/product-page/いろ色きもちきっぷ
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[All photos by Mayumi.W]

Mayumi.W

Mayumi.W／ライター

夫一人、子ども一人、犬一匹と一緒に暮らしています。いつでも楽しいことを模索中。ストレスは歌って発散。大体いつも歌ってます。

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