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POSTED BY 編集/ライター はな 掲載日: JAN 24TH, 2024.

【二十四節気】2024年の「白露」はいつ?読み方や意味は? 何をする?

【2024年1月24日更新】「白露(はくろ)」は、季節の指標である「二十四節気」の15番目の節気です。「草花に朝露が付き、白く輝いて見え始める頃」という意味で、2024年は9月7日(土)〜9月22日(日)。日中はまだ残暑が続きますが朝晩は冷えるようになり、夜中に冷えた大気が朝露になって草花に付くのです。この時期には、サンマやブドウなどの秋の味覚が旬を迎えます。


毎年9月7日頃からの半月間は、「白露」と呼ばれる時期。由来や気候の特徴、この時期の楽しみ方を、和文化研究家の三浦康子さんに教えてもらいました。

白露とは?2024年はいつ?

白露(はくろ)とは「草花に朝露が付き、白く輝いて見え始める頃」という意味です。二十四節気の15番目で、秋を6つに分けたうちの3番目の節気。毎年9月7日〜9月22日頃にあたり、2024年は9月7日(土)〜9月22日(日)です。

日中はまだ残暑が続いていますが、朝晩は冷えるように。夜中に大気が冷え、朝露が草花や木に降りるようになります。露の美しさは「露華(ろか)」「露珠(ろじゅ)」「玉露(ぎょくろ)」など、花や宝石の例えになることも。朝日にあたってきらきら輝く露を探しに、早朝の散歩をしてみるのも素敵ですね。

脂がのったサンマが獲れる時期

白露の頃に旬を迎える魚は、秋の味覚の代表であるサンマです。今では冷凍や加工品も含めて通年で出回っていますが、9月〜11月頃は脂のたっぷりのったサンマが獲れる時期。今年もここ数年の傾向通り不漁が見込まれますが、旬のうちに一度は味わいたいものです。

サンマは漢字で書くと「秋刀魚」。文字通り、「秋に獲れる、銀色に光る刀のような魚」ですね。

サンマという呼び方の由来は諸説ありますが、有力な説が2つあります。一つは細長い形状から、「細長い魚」の意味を持つ「サマナ(狭真魚)」が「サマ」→「サンマ」と変化した説。もう一つは大群で泳ぐ習性から、「大きな群れ」を意味する「サワ(沢)」と「魚」という意味の「マ」が合体して「サワンマ」→「サンマ」になったという説です。

おいしいサンマの見分け方は、下あごの先端の色。黄色いものが新鮮で、鮮度が落ちてくると茶色に変色します。また、頭から背中にかけて盛り上がり、厚みのあるものは脂ののっている証拠です。

サンマは消化器官が短いため餌を食べてから排出するまでの時間が短く、お腹に消化物をほとんど貯めません。そのため塩焼きにしたときに、はらわたもおいしく食べられるのが特徴です。旬の新鮮なサンマを塩焼きにして、内臓特有の苦味とともにぜひ味わってみてはいかがですか。 

旬のブドウを味わおう

白露の頃に旬を迎えるおすすめの食材はブドウ。品種や産地によって収穫時期は前後しますが、この時期には多くの品種が出そろい、食べ頃を迎えます。

ブドウは新しい品種が次々と誕生していて、現在、日本で栽培されている品種は100種類以上。大きく黒系、緑系、赤系の3つの色で分類されます。

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●黒系…巨峰やピオーネなど。大粒の実と厚い皮、豊富な果汁が特徴。完熟すると香りも味も濃厚。

●緑系…シャインマスカットやマスカット・オブ・アレキサンドリアなど。豊かな芳香とさっぱりして爽やかな味わいが特徴。

●赤系…甲斐路(かいじ)、デラウェアなど。酸味が少なく、上品な甘さが特徴。

最近人気があるのは、「大粒・種なし・皮ごと食べられる」という品種。黒系ならナガノパープル、緑系ならシャインマスカットが糖度も高くておすすめです。いろいろ食べ比べて、自分好みのブドウを見つけるのも楽しいですよ。

監修:三浦康子
和文化研究家。日本の文化を今に生かす方法をさまざまなメディアで提案。「行事育」提唱者。著書に『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)他多数。
http://wa-bunka.com/

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hana/編集/ライター

コーヒーチェーン副店長から編集の道へ。現在は保育園児の母とフリーランス編集者の2足のわらじを履く、なんちゃってワーキングマザー。スポーツ観戦が生活の一部で、贔屓チームの勝敗が体調に影響を及ぼす厄介な体質。ワールドカップの日本開催を機にラグビーも勉強中。

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