CATEGORY

kurisencho

POSTED BY ライター kurisencho 掲載日: DEC 10TH, 2025.

【ハイカカオ派に贈る「Tunmel」からボンボンショコラ誕生!】3つのカカオ産地で食べ比べ!グリコが導くチョコの新体験

江崎グリコが古代マヤの知恵に着想を得て誕生したチョコレートブランド「Tunmel(トゥンメル)」。産地別にカカオの魅力を表現していて、2025年12月には待望の新作「ボンボンショコラ」が登場しました。今回は、チョコ好きの筆者がハイカカオ派に伝えたい、“とろける貴石”のラインナップをご紹介します!

江崎グリコ「Tunmel」・ボンボンショコラ カカオセレクション6個入

グリコの新チョコレートブランド「Tunmel」

江崎グリコ「Tunmel」・カカオセレクション新作発表会でのディスプレイ

日本を代表する菓子メーカー・江崎グリコ。創業者の江崎利一がカキの煮汁からグリコーゲンを発見したことで、ハート型のキャラメル「グリコ」が誕生。以来、アーモンドや乳など素材の研究に力を注ぎ、“おいしくて健康につながる商品”を次々と生み出してきました。 

江崎グリコ「Tunmel」・カカオセレクションアソートボックス

そんなグリコが「カカオ」に注目して、2024年冬にデビューしたチョコレートブランド「Tunmel(トゥンメル)」。ヨーロッパではチョコレート消費量が日本の約4倍にのぼる中、その差を埋め、日本からアジアへチョコレート文化を広げたいという想いが込められています。

ブランド名の由来~過去と未来の出会い~

江崎グリコ「Tunmel」・カカオセレクションパッケージ

艶やかな響きで、思わず口に出したくなるブランド名「Tunmel」。“マヤ文明での暦の単位”や“貴重な石”を意味する「Tun(トゥン)」と、口の中でゆっくりととろける「Melt(メルト)」を組み合わせて、“とろける宝石のような一粒”を表現しています。

江崎グリコ「Tunmel」・カカオセレクション新作発表会でのディスプレイ

キャッチコピーの「時を越えて、とろける貴石」とは、特定の宝石を指すものではなく、“輝くもの・希少なもの”をイメージしています。古代マヤの知恵(過去)と現代の革新的な製法(未来)が融合し、時を越えて新たな輝きを生み出す姿を、チョコレートのなめらかな口どけに重ねているのだそう。

また、余分なものを加えないチョコレート製法や素材へのこだわりが、「石や宝石」のような“シンプルで洗練された美しさ”とリンクさせています。

スイスと協力した唯一無二の製法

“とろける貴石”という表現は、チョコレートの製法にも深く関連しています。

江崎グリコ「Tunmel」・カカオセレクションアソートボックス

本商品には、スイスのチョコレート会社「Oro de Cacao社(オロ・デ・カカオ社)」が、古代マヤ時代のカカオ豆を石臼ですり潰したドリンク「ショコラトル」に着想を得て開発した、国際特許技術「コールドエクストラクション™」という独自技術を採用しています。

江崎グリコ「Tunmel」・パンフレット

(画像:江崎グリコ「Tummel」パンフレットより)

一般的なチョコレート作りの工程にある「焙煎」を行わず、低温で抽出する「低温抽出技術」によって、焙煎することで感じられる苦味を抑え、カカオ本来の香りやポリフェノールを活かし、カカオの個性を際立たせていることが特徴です。

江崎グリコ「Tunmel」・パンフレット

(画像:江崎グリコ「Tummel」パンフレットより)

「コールドエクストラクション™」製法によって、まずは、カカオ豆から「ココアバター・ココアパウダー・ココアエクストラクト(ポリフェノール等の成分)・ココアアロマ」4つの原料が抽出されます。グリコのチームは、現地にてそれら4つの原料を “くちどけのよい生地”に仕立てて日本へ持ち帰り、自社工場で独自の新しいチョコレートへと仕上げています。

(参考)「Oro de Cacao社」について
公式サイト:https://www.orodecacao.com/
スイスのチューリッヒで創業したチョコレート会社。International Chocolate Salon 「Best Milk Chocolate 金賞」受賞。

3種の産地別「カカオセレクション」

江崎グリコ「Tunmel」・カカオセレクション新作発表会でのディスプレイ

2024年冬にデビューした「Tunmel」の商品は、産地別(ペルー・ドミニカ共和国・ガーナ)のハイカカオチョコレート「カカオセレクション」です。

江崎グリコ「Tunmel」・カカオセレクション

(左)「Tunmel ペルー81%」。香水を思わせる華やかな香りが特徴。苦味は控えめながら、カカオの力強さを感じられるすっきりとした味わいでした。

(中)「Tunmel ドミニカ82%」。カカオの深いコクが際立っていて、後味のクリアさには驚きました。バランスのよい1粒です。

(右)「Tunmel ガーナ83%」。最もカカオ分が高く、重厚な味わいで、後味のまろやかな余韻が残ります。宝石のような形状も魅力で、見た目と深い風味についうっとり……。

江崎グリコ「Tunmel」・カカオセレクション

購入者からは「ハイカカオなのに苦くない、産地ごとの個性がはっきりしている」と、驚きの声が多く寄せられました。

商品名:Tunmel ペルー81%
個数・税込価格:8個入(2,052円)

商品名:Tunmel ドミニカ82%
個数・税込価格:6個入(2,052円)

商品名:Tunmel ガーナ83%
個数・税込価格:8個入(2,052円)

商品名:Tunmel カカオセレクション(タブレット3種のアソートボックス)
個数・税込価格:3種各4個入(4,104円)

各種の賞味期限:製造日から150日

新作「ボンボンショコラ」

江崎グリコ「Tunmel」・ボンボンショコラ カカオセレクション3個入

2025年12月には新作「ボンボンショコラ カカオセレクション」が登場します。チョコレートと生クリームを混ぜたガナッシュを詰めた一口サイズのボンボンショコラにすることで、よりくちどけのよさとカカオ本来の風味を楽しめるようになっています。

完成までの背景

江崎グリコ「Tunmel」・ボンボンショコラ カカオセレクション新作発表会でのディスプレイ

原料は「カカオ・砂糖・生クリーム・水あめ」の4つのみ。

グラスフェッドや植物性ミルクでも試した結果、選ばれたのは北海道産の生クリーム。脂肪分が少なく乳の主張が控えめなので、カカオ本来の風味を引き立てます。

生クリームとチョコレートを混ぜる「乳化」の工程では、空気を抜きながら混ぜ合わせることで比重が高くてなめらかな食感を実現しました。

江崎グリコ「Tunmel」・ボンボンショコラ カカオセレクション新作発表会でのディスプレイ2

“生クリームの脂肪分での比較、糖類(グラニュー糖やきび糖など)と水あめの組み合わせ、ガナッシュと外側のチョコレートの比率”といったさまざまな角度から検討を重ねて、「正方形・長方形・多角形」を形状の3タイプが完成しました。

産地と形状で堪能する3タイプ

江崎グリコ「Tunmel」・ボンボンショコラ カカオセレクション新作発表会でのディスプレイ3

(左)「ガーナ産カカオ83%」(多角形)。チョコレートが多くかかるように多角形にして、カカオの重厚感を高めています。クセのある余韻がビター好きを魅了することでしょう。

(中)「ペルー産カカオ81%」(正方形)。表面積が少なく、ガナッシュが多めで、華やかな風味の一粒。なめらかな口どけで、アロマのような風味の余韻が長く続くようにと正方形の形に工夫されています。

(右)「ドミニカ産カカオ82%」(長方形)。フルーティーな風味の広がりを、クリアなチョコレートでコーティングした上質な風味です。見た目の美しさと口の中での広がりを意識した形で、3つの中では1番食べやすい1粒でした。

江崎グリコ「Tunmel」・ボンボンショコラ カカオセレクション新作発表会でのディスプレイ3

「くちどけのよさこそチョコレートの価値」と捉え、 “くとどけのよさ”と“カカオ本来の風味”を最大限に引き出している逸品たちです。

商品名:ボンボンショコラ カカオセレクション
個数・税込価格:3個入(1,512円)、6個入(3,024円)
賞味期限:製造日から30日

購入場所やターゲット層は?

2025年12月現在、常設店やオンラインショップでの販売はなく、北海道・東京・神奈川・千葉・愛知・京都・大阪・福岡など全国主要都市の百貨店や、百貨店のオンラインストアにて販売を予定(詳細は2025年12月1日(月)以降順次発表)。

江崎グリコ「Tunmel」・ボンボンショコラ カカオセレクション新作発表会でのディスプレイ

チョコレートに強いこだわりを持ち、さまざまな種類のチョコレートを食べ慣れている方々をターゲットに、まずは「産地別の個性やハイカカオなのに食べやすいという驚き」を体験してほしい、とのこと。筆者も、ダーク好きの方を虜にするであろうと感じました!

江崎グリコが広げるチョコの魅力を体験しよう

江崎グリコ「Tunmel」・ボンボンショコラ カカオセレクション新作発表会にて/左から、開発に携わった神頭渉さん、槌田智子さん、古谷正樹さん

(画像:江崎グリコ「Tummel」新商品発表会にて/左から、開発に携わった神頭渉さん、槌田智子さん、古谷正樹さん)

ちょっとした小話として、Tummel開発に携わる槌田さんに、グリコのアレンジスイーツについて質問してみました。

ポッキーは冷蔵庫ではなく“冷凍庫で保存する方法”がおいしいです。通常のものとは全然強度が変わるので、別のおいしさと出会えます!」と、笑顔の槌田さん。簡単なので筆者も試してみようと思いました!

江崎グリコ「Tunmel」・カカオセレクション

古代マヤ文明の知恵、革新的な製法が融合した「Tunmel」。江崎グリコが長年培ってきた“おいしくて体にいいものを”という想いと日本人ならではの繊細な味覚が加わって、ハイカカオの魅力がより輝きを増したように感じました。

[all photos by kurisencho]

【砂糖不使用なのにしっかり甘い!】本格派の「ゼロ生チョコレート」が登場!

【江崎グリコ】新作「アーモンドミルクラテ 砂糖不使用」登場! まろやかでおいしくておすすめだよ~

【限定公開!】メリーチョコレートのミルフィーユは完成まで3日!?こだわりの裏側とおいしさの秘密

関連するカテゴリの記事を読む

RECOMMENDおすすめ記事

お取り寄せの記事