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石黒アツシ

POSTED BY ライター&フォトグラファー&フードコーディネーター 石黒アツシ 掲載日: AUG 11TH, 2021.

材料ほぼ3つ!簡単うまい昼レシピ【19】台湾の鶏排ジーパイが二つの粉ですぐできる!

【ほぼ毎週水曜10:00配信】SNSアプリ「Clubhouse(クラブハウス)」で活動中のイエモネお昼ごはん部。そのClubhouseでのRoomが開くのはほぼ毎週金曜12:00で、材料ほぼ3つでサクッと一緒においしいごはんを作って食べようという試みです。声だけを頼りに、他の人の状況もよくわからずと不安もありつつ、楽しく作って食べてます。

ジーパイ

イエモネお昼ごはん部のClubhouseのRoomは【材料ほぼ3つ!一緒にお昼ごはん作って食べよう 】です。『誰でも参加OK、ききせんOK!材料そろえて集合してください〜作って食べて1時間以内にサクッと終了します!』というテーマで開催しています。

鶏排・ジーパイは台湾の屋台で大人気の大きな鶏のから揚げ!

ジーパイ

台湾好きな方ならご存知だと思いますが、ジーパイは台湾の屋台料理です。鶏むね肉を開いて面積を広くして揚げたから揚げで、「顔より大きい」とか言われています。

とはいえ、から揚げですから、下味をつけて粉を振って揚げるのは同じ。中華でよく使われるスパイスミックス「五香粉(ごこうこ、ウーシャンフェン)」を使うと独特な香りでいかにも台湾といった味に仕上がります。

八角(スターアニス)、丁子(クローブ)、花椒(ホアジャオ)、シナモン、ウィキョウ(フェンネル)など、5つのスパイスが配合されています。

そして今回は市販の「鶏のから揚げの粉」も使います。しょうゆ、にんにく、酒などの唐揚げに必要な調味料も入っているので、これを使わない手はないですよね。

材料:鶏むね肉に、五香粉と市販のから揚げ粉だけ!

材料

中くらいのサイズの鶏むね肉を用意します。から揚げ粉の量は製品によって違うのでパッケージに記載の量を確認してください。

[例]300gの鶏むね肉に対して、「日清から揚げ粉」なら30g、「ニップン伝説のから揚げ粉」なら60gです。

鶏むね肉 1枚 (300g位)
から揚げ粉 パッケージに記載の肉の量に対する分量
五香粉 小さじ1 ( から揚げ粉 に混ぜておきます)
揚げ油 適量
オプション パクチー 、 レモン

作り方:鶏むね肉をうまく開いて薄くするのがキモです!

1.【ここが大事!】鶏むね肉を皮を下にして縦に置いて、縦の中心から左に削ぐように斜めに包丁を入れて薄くなるように開きます。この時に下側のほうが薄くなるようにします。さらに開いた上側に削ぐように斜めに包丁を入れてもう一度薄く開きます。鶏むね肉の右側も同じように開きます。全部開いたらラップをかけて、綿棒やガラスのボトルなどでたたいて薄くします。

2.から揚げ粉のパッケージに記載の指示に従って下味をつけます。

【例】「日清から揚げ粉」の場合には、袋に粉と鶏むね肉を入れて全体にまぶします。「ニップン伝説のから揚げ粉」は粉を規定量の水に溶かして鶏肉を浸しておきます(下の画像)。五香粉も混ぜるのを忘れずに。

3.揚げ油をフライパンに2㎝位になるように入れて170度から180度に温め、下味の付いた鶏むね肉を3分位上げたらひっくり返して2分位揚げます。もしひっくり返すのが怖ければ、スプーンなどで油をすくって上からかけてください。

衣がカリッと揚がればできあがりです。そのまま少しおいて粗熱を取ります。

「伝説の~」のから揚げ粉は、衣がしっかりとついて食感良くカリッと、もしくはガリっと揚がります。

油と格闘しながらもみなさん完成したようです!

©︎Aya Yamaguchi

山口さんは「伝説の〜」の粉で。このから揚げ粉はたっぷり目の衣がいいんですよね。なかなかのテカリでシズル感たっぷり。ライムを添えてくれました。

©︎Aya Yamaguchi

その断面がこちらです。「肉厚になっちゃったけどジューシーでおいしかったー普通の唐揚げ粉に五香粉入れるのクセになりそうだし、小さく切って揚げるより豪華!」とのことですが、しっかり薄く開けていると思います。

©Chika

chikaさんはこちら。鶏むね肉は小さめの210gだったそうです。レモンの輪切りがのって、洋食の一品の様な仕上がり。「日清〜」のほうで作ったそうです。

「普通の肉のかたまりみたいになってしまいましたが、簡単でおいしかったです!五香紛が主張しすぎないのもまたいい感じ。私のは210gですが、あっさり完食しちゃいました。」

そうなんです。五香粉小さじ1って少なそうに聞こえるかもしれませんが、測ってみると意外に多いんです。でも大丈夫。から揚げ粉と一緒にいい仕事してくれます。

©Mayumi

Mayumiさんも「日清〜」で。このから揚げ粉は衣が薄くって、さらさらっと仕上がります。

「一枚揚げるだけでたくさんの量できるので楽チンでした。パクチーともあっていておいしかったです!」といったご感想の通り、大きく揚げるので一気にできあがってボリュームたっぷりです。中華料理ですから、やっぱりパクチー、香菜(シャンツァイ)がぴったり来ますね。

上は筆者が作った薄衣の「日清~」バージョンです。というわけで、みなさんそれぞれのジーパイになりました。

五香粉は第17回の魯肉飯(ルーローハン)でも使いました。なにか中華の香りをプラスしたいなというときに手軽に使ってみるといいと思います。

次回は麺料理「ホッケンミー」に挑戦です。

[All photos and recipe by Atsushi Ishiguro unless otherwise attributed.]

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石黒アツシ

Atsushi Ishiguro/ライター&フォトグラファー&フードコーディネーター

旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。

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