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POSTED BY ライター bobo 掲載日: JUN 23RD, 2020.

【東京のおいしいパン屋ルポ】VIRON<ヴィロン>人気パンランキング|渋谷

街で見かけるパン屋さん、惣菜パンがおいしいお店や、デザート系が売りの店、最近よく見かけるようになった食パン専門店など、お店によって色々なこだわりがあるようです。今回リポートするのはフランスの昔ながらの伝統製法にこだわり、東京で販売しているVIRON(ヴィロン)。早速リポートしてみます!

VIRON パンたちトップ画像

こだわりの小麦を使用し、昔ながらの伝統製法を用いるVIRON(ヴィロン)

渋谷にあるVIRONは 2003年6月オープンし、今年17年目を迎え、現在は渋谷と丸の内に2店舗を展開しています。

店で使用する小麦粉はフランスVIRON社の「レトロドール」。バゲットが大量生産されるようになったフランスで、昔ながらの香ばしいバゲットを作りたいというVIRON社の思いにより生まれた小麦粉です。

「レトロドール」はフランスで多くのパン屋に卸されており、VIRON社がバゲットの作り方まで提示しているということです。

ここ渋谷のVIRONでは、昔ながらのパンを今に残したいとの思いが詰まった小麦と、伝統の製法で作られたパンたちが売られています。早速ルポ&実食です!

VIRON アイアンサイン
フランスにいるような店のアイアンサイン

渋谷から徒歩で5分位。東急本店の向かいにあります。

VIRON 正面から

朝9時から11時までの朝食のメニューもあります。左側には最近始まったクレープの購入窓口が。

VIRON 店内
カウンターにずらりと並ぶパンたち

カウンター越しにパンを選び、お店の方に取ってもらう対面販売式。

VIRON 階段
2Fに上がる階段にはフランスのポスターが飾られています

2Fではイートインも可能。サヴィニャックの可愛いポスターがお出迎え。

VIRON 天井
天井までぬかりないこだわり

天井は鏡が埋め込んであり、吊り下げられたレトロなランプがパリのお店のよう。

レトロドール袋

こちらが「レトロドール」の袋。取材中にも配送の方が袋を持って搬入していました。

さて早速そんなこだわりの詰まったVIRONのランキングスタートです!

人気パンランキング

第5位 セーグルフィグ(720円)

セーグルフィグ

セーグルとはフランス語でライ麦のこと。ライ麦粉を50%配合しイチジクが入ったパン。ごつごつして焼き色も強め。手のひら一杯くらいの大きさですが、ずっしりとした重みがあります。

セーグルフィグ カット

カットしてみました。香ばしい、いい香り!ライ麦の香りでしょうか。イチジクの甘い匂いもしてきます。中身はギュッと詰まって、ほどよくイチジクがちりばめられています。

食べてみるとイチジクの粒のプチプチとした歯ごたえと甘さが、ライ麦の香ばしくほんのりとした苦みと調和しています。ガシガシと噛み応え抜群。トーストしてもおいしそう!

第4位 ショーソン・ポム(500円)

ショーソン・ポム

第4位はショーソン・ポムです。こちらは朝9時から11時までやっているVIRONの朝食で提供される10種のパンの中にもにはいっています(10種のパンのうちから2種を選ぶことができる)。その10種の中でも選ばれることの多い人気のあるこちら。「ショーソン」はフランス語でスリッパ。形がスリッパに似てるから付けられたそう。焼き色ツヤツヤ~。

ショーソン・ポム 横から

横から見てみるとパイ生地の層がこれでもかっ、と重なっております。

ショーソン・ポム カット

カットしてみると、大きめの煮たリンゴがパイ生地層の間にどっしりと挟まっていました。シナモンのいい香り~。

何層にもなったパイ生地を噛みきるまでに、バターがギューッとにじみ出て、そこにリンゴの甘みと水分がじんわりと広がります!そんなに甘くないのでどんどん食べ進んじゃいました。ペロリ。

第3位 フーガス・オリーブ(620円)

フーガス・オリーブ

このパンは筆者も大好きで、家に人を呼んだ際やピクニックに行くときなどに購入してます。葉っぱの形をしたパンの中にはグリーンオリーブがたーくさん詰まっています。

フーガス・オリーブ アップ
どこを切ってもオリーブ

袋にも染みるくらいパンにオリーブオイルが塗られています。パンにはオリーブがぎっちぎち。

フーガス・オリーブ ちぎったとこ

どこを食べてもオリーブが出てきます。オリーブは塩加減がしっかり。噛むと塩けのあるオリーブをじゅわ~と感じます。オリーブオイルが練りこまれたパンと合わないはずがありません。オリーブ好きにはたまらないパンです。

第2位 クロワッサン(340円)

クロワッサン トップ

第2位はクロワッサン。VIRONのクロワッサンはまんまるとして可愛らしい形です。

クロワッサン もったところ

大きさも大きめかかな?

クロワッサン カット

カットしてみるとクロワッサン生地の中にたくさんの気泡が。食べてみるとふわふわサクサク。バターの風味はもちろん香りますが、重くないので食べやすい!大きめですがパクパクと食べられます。

第1位 バゲット・レトロドール(360円)

1位はやっぱり、こだわりの詰まったバゲット・レトロドール!

バゲット・レトロドール トップ
美しいフォルム

VIRONのこだわり「レトロドール」という粉を100%使用して、手間と時間をかける伝統製法を用いて作られるバゲット。生地を低温熟成で18時間も発酵させ、小麦粉の旨味を引き出しているそうです。1番人気のバゲット・レトロドールは品切れしないよう50分に1度焼き上げているそう。

バゲット・レトロドール アップ
焼き目もバッチリ

しっかり目の焼き色もポイント。使用する水はフランスと合わせて硬水の「コントレックス」、塩は「ゲランド」。バゲットを焼く機材もすべてフランスと同じもの。「レトロドール」とこの機材がなくてはVIRONの「バゲット・レトロドール」は焼き上がりません。

バゲット・レトロドール 説明書

バゲットの袋の中には持ち帰ってからおいしく食べるための説明書が入っています。説明通りに200℃で2〜3分「リベイク」してみました!

バゲットリベイクしたところ
パリッとしました

きれいな気泡がたくさん。生地はもっちりみっしり。リベイクすると香ばし~いいい匂いがふわっと漂ってきました。生地に塩味を感じ、小麦の香りと豊かな味わい!

おすすめの食べ方は無塩バターと共にいただくことだそうです。VIRONではあの有名なフランスの「エシレ」のバターも販売しています。生地にしっかりめの塩が配合されているので「無塩」バターとの相性がいいそう。「エシレ」は発酵バターですがあっさりめの風味、また無塩なのでVIRONのバゲットとバッチリの組み合わせです。

バゲット バターぬったところ

たまたま家にあった無塩バターで食べてみます。バターの風味とむっちりとしたバゲット、しっかりめの塩味が合う~。次回はエシレバターで試してみたい!日本のバターだと「よつ葉」の無塩バターもおすすめだそう。なんと生クリームを泡立てたホイップバターもいけるそうです!

フランス伝統の製法を受け継いでいるパンが並ぶ「VIRON」。 まだまだ渡航も難しい昨今、フランスを感じに渋谷まで足を運んでみてはいかがでしょうか。

VIRON渋谷店
住所:東京都渋谷区宇田川町33-8塚田ビル1階
電話番号:03-5458-1770
営業時間:9〜21時
定休日:なし
ホームページ等:なし
通販等:なし

※記事内の商品価格はすべて税抜き表示です。
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。

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bobo/ライター

レコード店バイヤー等音楽関係の仕事を経て現在にいたる。 いまはピアノを弾きまくり、夢は大好きなピアニストに演奏を見てもらうこと。 昭和な風景や街並みに惹かれがち。 ファッションも好物。子供服を作るのも好き。 家庭環境によりフランス事情に詳しい。

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