CATEGORY

石黒アツシ

POSTED BY ライター&フォトグラファー&フードコーディネーター 石黒アツシ 掲載日: FEB 8TH, 2023.

材料ほぼ3つ!簡単うまい昼レシピ【68】トルコの朝ごはんメネメン

【ほぼ毎週水曜朝7:30配信】「イエモネお昼ごはん部」では、みんなで一緒に料理を作って食べるという活動をしています。活動の場は声だけでコミュニケーションするSNSアプリClubhouse(クラブハウス)。そのRoomが開くのはほぼ毎週金曜日お昼ちょうどの12:00です。材料はほぼ3つ。それに調味料はなるべくうちにあるもので。フードコーディネーターの石黒アツシが声だけで作り方を説明して、みんながそれぞれの自宅のキッチンで作ります。楽しく食べて13時には撤収完了!この連載ではレシピと、参加者の皆さんが作った料理の写真とコメントでどうなったのかをご紹介しています。

>>>材料ほぼ3つ!簡単うまい昼レシピ【67】なすと鶏ひき肉のみそソースパスタ

今回挑戦するのはトルコの朝ごはんの定番「メネメン」。たっぷりのトマトにたまご。熱々で食べるヘルシーかつ元気になる料理です。金曜日のお昼に食べるこの企画ですが、サッと作れて意外にボリュームもあるのでランチにもピッタリ。

そうそう、イスラエルにも似た料理があって「シャクシュカ」と呼ばれています。

トルコは朝ごはん天国!

トルコは朝ごはんを大切にしている国。朝からしっかりといろんな料理を食べる人も多いみたいです。「メゼ」と呼ばれる野菜やソーセージなどの冷菜をパンと一緒に食べて、飲み物は紅茶の「チャイ」。それに熱々のメネメンがあればばっちり。

フライパンまたはスキレットで作るメネメンは、トマトをトマトに合うハーブのオレガノやミントとちょっと煮たら、そこにたまごを落として半熟になったらできあがり。パンにつけながらいただきます。トマトの酸味がさわやかで、トロリとしたたまごの食感がたまりません。

この料理、日本ではメジャーではないので、参加者のみなさんはどんなできあがりになるのか全くわからないという状況。どういう結果になったのでしょうか。

たまご、玉ねぎ、トマトとハーブ、調味料だけ!

必須の材料は、たまご、玉ねぎ、トマト。トマトは缶詰を使います。ドライハーブのオレガノはぜひ欲しいところ。生のミントや青ネギなどはオプションです。

材料:1人分

たまご2個
玉ねぎ(みじん切り)1/2個
トマト(乱切り缶詰)1.5カップ
ニンニクパウダー小さじ1/2
青ネギ(オプション)作り方に合わせて3本
小さじ1/2
黒コショウ少々
オレガノ、ミントなどハーブ少々
オリーブオイル大さじ1

フライパンorスキレット1つで作ります!

フライパンまたはスキレットで作って、そのままテーブルに。かなりシズル感たっぷりの仕上がりになります。

1.フライパンを熱してオリーブオイルを温めたら、玉ねぎを入れて(オプションでピーマンを入れる場合もここで入れる)、玉ねぎが透明になるまで炒めます。

2.トマト、ニンニク、青ネギの小口切り2本分とオレガノを加えて、10〜15分間煮詰めたら、塩を振ります。

3.スプーンの腹でたまごを落とすための穴をつくり、たまごを割り入れます。蓋をしてたまごの白身が固まる程度に火を入れます。

4.コショウを振り、青ネギの小口切り1本分と、ミントの葉を飾り、フライパン/スキレットのままでテーブルに出します。

熱々なので、運ぶ際や食べるときは気をつけてくださいね。

完成図がわからぬままにできあがりました!

声だけのコミュニケーションで、今まで食べたことがないようなものを作るってなかなかハードルが高いと思います。それでもワイワイとどうにかこうにかできあがりました。参加者のみなさんの写真とコメントはイベント終了後に送ってもらっています。

©Chika

Chikaさん、スキレットで作ってくれましたが、これがなかなか本物通りの出来上がりでいいです!

オムレツ的なものを想像していましたが、まったく違いましたね。チリパウダーでの味変もおいしかった。パンと一緒に食べてまんぷく丸です!

メネメンには、たまごを丸っと入れといてあとで崩すタイプと、最初から溶いておくものと両方あるみたいです。今回のレシピには辛みは入れていないので、ちょっとチリパウダーを足すのもアリですね。

©M.Mari

トマトソースの目玉焼き風の料理はまったく味の予想がつかず……。想像をはるかに超えたおいしさでした!!!オレガノがさわやかで、今日もとてもおいしかったです。ごちそうさまでした~♪

とM.Mariさん。そうなんです、トマトってオレガノがとっても合うんですよね。ミートソースなんかにも使うとまたいい感じに仕上がります。

©Aya.Yamaguchi

途中ニンニク入れ忘れたりたまごが地獄っぽくなってたけど、できあがりはバッチリ美味でした。チリパウダーかけると急にエキゾチックになってそれもまたよし。生のミントとたまごの組み合わせはちょっと馴染みがなくて不思議な感じでした。今度は朝ご飯にリピしてみます!

これはおしゃれなセッティング。Aya.Yamaguchiさんの作品です。可愛いたまごはトマト地獄でぐつぐつになります。正解です!

©Maru

2人前作って、よる旦那に半分あげます!玉ねぎのみじん切りがシャキシャキ歯ごたえありながら美味でした!乾燥ハーブ、上に乗っけたのもバジルです!スッキリ朝にうれしい味になってました。トロトロ玉子とクロワッサンを少し温めてサクサクで食感もよかったぁー。

Maruさんは2人前。大きめのフライパンでいい感じに仕上がりました。そしてその通り、玉ねぎがまたいい仕事してるんですよね。バジルも合いますね。ミントが可愛くのってていいです。

©Mayumi

Mayumiさん、写真は取り分けたものですね。

たまごは溶いていれるものだと思っていたのでびっくり! トマトの味がちゃんとして美味しかったです。ソーセージの塩気が、すごくあってました。私のたまご全然白くなってませんでした。おいしかったけど。

お、ソーセージを入れてみたんですね。たまごの火加減はちょっと難しいかったかな。火を弱めにして様子を見ながら仕上げるといいと思います。

©ひつじ

お、なんだこのカジュアル感!ひつじさんの作品です。

しっかりトマトベースの味だったので、チーズとソーセージ合う!と思い、直前でチンして入れました。そしたらやっぱりベストマッチで、どんどん食べたくなる味です。食パンに乗せてピザトーストにしてもよさそう。

やっぱり朝ごはんにソーセージはうれしいですよね。

というわけで、見たことも食べたこともない料理なのに、みなさんきっちり出来上がりました。次回は「きのこリゾット」に挑戦です。

[All photos by Atsushi Ishiguro unless otherwise attributed.]

>>>【プロが教えるおでんレシピ】基本だしの作り方&具材の茹で方・煮る順番まで徹底解説

>>>これまでの「お昼ごはんレシピ」はこちらから

石黒アツシ

Atsushi Ishiguro/ライター&フォトグラファー&フードコーディネーター

旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。

関連するカテゴリの記事を読む

RECOMMENDおすすめ記事

レシピ/献立の記事