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石黒アツシ

POSTED BY ライター&フォトグラファー&フードコーディネーター 石黒アツシ 掲載日: JAN 5TH, 2022.

材料ほぼ3つ!簡単うまい昼レシピ【38】鶏手羽元とプルーンの煮込み

【ほぼ毎週水曜朝7:30配信】声だけでコミュニケーションするSNSアプリ「Clubhouse(クラブハウス)」で活動中のイエモネお昼ごはん部。そのClubhouseでのRoomが開くのは、ほぼ毎週金曜ぴったりお昼の12:00です。なんと材料ほぼ3つと調味料で一緒においしいごはんを作って食べようという試み。料理名と材料の情報は事前にお知らせしていますが、声だけのコミュニケーションなので、様子がお互いによくわかりません。その中、一斉にそれぞれの自宅で作ります。その完成写真と感想を後日この記事でレシピと共に紹介しているのがこちらです。

>>>材料ほぼ3つ!簡単うまい昼レシピ【36】ポルトガル風タラのフリット

今回はお昼にからちょっとごちそう感のある、クロアチアの「クロデット」です。鶏手羽元肉をプルーンを使って煮込む料理。煮込む料理って時間がかかりますが、はたして1時間でごちそうさままでたどり着けるでしょうか! それとも初めての時間オーバーとなってしまう・・・でしょうか!

鶏手羽元、プルーンと玉ネギの3つに調味料にデザートワイン!

材料

鶏手羽元は比較的手に入りやすい値段で売られていますよね。骨付きということもあって、煮込むと旨味が出ていいんです。ですから今回は、鶏がらスープなどはあえて使いません。

プルーンは西洋すももを干したもの。ビタミンやミネラルを豊富に含んでいます。それに合わせるのが「スイートワイン」。赤玉スイートワインとか、ポルトガルのポルト種、シェリー酒などの甘いものなら何でもOKです。料理ワインとしていつでも使えるので、ストックしておくと便利ですよ。

材料(2人分)

オリーブオイル大さじ2
玉ネギみじん切り大1/2個分
ニンニクみじん切り2かけ
パセリみじん切り大さじ1
鶏手羽元肉8個
スイートワイン100㏄
プルーン6個
ローリエ1枚
トマトピューレ200g
少々、小さじ1/4
黒こしょう少々
ショートパスタ120g

※甘さが少ないスイートワインの場合、プルーンを8個から10個に増やします。

鶏手羽元肉に切れ目を入れて火を通りやすく!強めの火で!

クロデット

何しろ1時間で作って食べ終わるのが「お昼ごはん部」のお昼ごはん部たる所以ですから、おいしいものを作っても、時間オーバーしてしまっては元も子もありません。それでもやっぱり鍋一つで作る手軽さは譲れないしなぁ。ということで、今回大事なのは、鶏手羽元肉の下準備と火加減です!

1.【ここがポイント】鶏手羽元肉の骨と肉の間に包丁で切れ目を入れて、塩一つまみを全体に振っておきます。これで火の通りがよくなりますよ。

手羽もと肉

2.鍋を中火にかけて、オイルを温め、玉ネギ、にんにくを入れたら玉ネギが透明になるまで炒めます。

3.鶏手羽元肉を入れ、全体に焼き色を付けます。

4.【ここがポイント】スイートワインを入れてひたひたになるように水を足して、ローリエ、プルーン、塩を入れて強火にします。沸騰したら強めの中火にしてグツグツする状態でフタをして、15分煮込みます。野菜は玉ネギだけなので、煮くずれを心配せず火を強めにします。水分が蒸発してなくならないように、フタをしてください。もし水分がなくなってきたら水を足します。

煮込み

5.ショートパスタを茹でておきます。

6.皿に盛り、黒コショウを振り、パセリを散らします。

クロデット

ショートパスタは、今回はフリッジを使いましたが、なんでもOK。ニョッキが手に入ればそれもまたおいしいです。ご飯にはちょっと甘いかな。パンにソースを染みこませるのもよさそうです。

さて、ちゃんと時間以内に終わったかな?みなさんのできばえは?

はい。ちゃんと13時には解散となりました。最初に煮込み始めるところまでで15分、煮込んで15分、なんだかんだで10分で、40分にはいただきます!という感じでしたよ。さて、みなさんのできばえを見てみましょう。

©Chika

「贅沢なランチになりました!ほんと優しい味でおいしかったです。プルーンがいい味出してますね。夫と2人で無言で食べました(笑)。ケンタッキーのチキンも大好きだけど、年々胃袋に厳しくなってきてるので、このチキンだとお腹にもやさしいし、たくさん食べてもくどくならないのでいいなあと思いました」

これはゴージャスなお皿! 鶏手羽元のほろほろ感が伝わってきます。胃腸が疲れていたらフライドチキンより優しくていいですよね。それに、手羽元は関節の部分はコラーゲンもありそうでいいんじゃないかな。

©Mayumi

「フルーティなソースがすごくちょうどいい甘さで、最後には手で持ってかじり付いてしまいました。あー、おいしかった!」

プルーンがね、さわやかな甘さでいいんです。そのおかげでチキンもやわらかく仕上がります。それにしても、このソースの絡み具合、たまんないですね。

©Aya Yamaguchi

「簡単なのにプルーンと赤ワインで手のこんだ煮込み調理に見えてうれしい」

おしゃれーなお皿! そしてパスタが雪の結晶って! いい感じです。そうなんですよね。手間もお金もあまりかけずに、いつもとはちょっと違った料理を作れたら、それだけで特別な感じがしますね。

というわけで、今年もよろしくお願いします。次回はワンタンに挑戦です!

[All photos by Atsushi Ishiguro unless otherwise attributed.]

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石黒アツシ

Atsushi Ishiguro/ライター&フォトグラファー&フードコーディネーター

旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。

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