【即完売！？“涼感おりものシート”は何がすごい？】夏の生理悩みを解消！ソフィのフェムケアシリーズを体験レビュー＆インタビュー

蒸し暑い季節になると、生理中の“ムレ”や“におい”など、肌にこもるような不快感がつきまとうもの。そんな女性特有のデリケートな悩みに寄り添ってくれるのが、ユニ・チャームが展開する「ソフィ」シリーズの夏仕様アイテム。中でも、2025年春に期間限定で発売された“涼感おりものシート”は、問いあわせが殺到したほど大人気の品です。この記事では、通気性や肌触りにこだわったラインナップを、イエモネライターが実際に体験！　商品開発の裏側や海外での反響について、広報担当者にインタビューしました。

今回は、生理用品メーカー「ユニ・チャーム」にご協力いただき、気になる月経事情について、広報担当者にじっくりお話を伺いました。快適性を重視したアイテムが増える中、SNSで一大ブームとなったのが、着用時に清涼感のある「ソフィ クールフレッシュおりものシート」。夏のフェムケアに新風を吹き込む商品の特徴や魅力、国ごとに認識の違いがあるのかを深堀りしていきます。

“生理用品も衣替えをする時代”！？

――まずは、「夏には夏の、生理ケア」の商品開発に至る経緯を教えてください。

広報担当者：きっかけとしては、ソフィ愛用者から「夏の生理中の不快感を軽減したい」というお声を多くいただき、そこから商品開発をスタートしました。近年は温暖化が進み、2024年は観測史上「25℃以上の猛暑が続く日」が4割にのぼり暮らしに影響が出ているほどです。熱中症対策としてハンディファンやクールネックリングの使用が定着する中で、私たちは“生理用品も衣替えをする時代”なのではないかと考えています。そこでその仮説を検証するため、2024年12月に「夏の生理トラブルに関する調査」を実施しました。

その結果、8割以上（※1）の女性が「ムレ・ニオイ・肌トラブルがあった」と回答があり、メーカーとして、商品やサービスの提供とや情報発信を重要視しています。

※1……ユニ・チャームが2025年05月30日に発表したデータ
調査方法：インターネット調査
調査期間：2024年12月
調査対象：10代～40代で国内在住の女性
調査人数：1,000人
（調査結果は、回答比率は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100％とならない場合があります）

――完売になった夏限定の生理用品があると聞きました。

広報担当者：2025年4月に期間限定で発売した「ソフィ クールフレッシュおりものシート」が大好評をいただきました。当初は、残暑を含めて9月頃までの発売を見込んでいましたが、SNSや口コミなどで話題となり、約3ヶ月で完売に近い状態になっています。今年は梅雨が短くて蒸し暑いことも響いているのかなと感じています。

――各商品の特徴や、こだわって開発したポイントがあれば教えてください。

広報担当者：「ソフィ クールフレッシュおりものシート」ですが、超涼感タイプはメントールを、涼感タイプはメントール誘導体を配合しています。これは物理的な冷却効果ではなく、感覚的にひんやりと冷たく感じる仕組みとなっているのが特徴です。個人差はありますが、快適性の向上が期待されています。

ショーツとナプキンが一体型になった「ソフィ 超熟睡®ショーツ 涼肌（すずはだ）」は、夏限定仕様の空気がこもりにくい「超通気シート」をショーツ全面に採用しています。カラーは通常タイプがピンク、涼肌のみパステルブルーで発売中です。サーモグラフィーカメラで体の表面温度を分析した結果、夜用ナプキンと生理用ショーツ着用時と比べて約1℃下がったことが実証できました。

「ソフィ はだおもい®オーガニックコットン 極うすスリム」は、その名の通り、肌トラブルを軽減するオーガニックコットン100％（※2）を使用したシリーズです。最大の魅力は、シート表面のコットン素材が吸引力に優れている点ですね。汗まで吸い取るので、装着時にじめっと感が気になりにくいのも魅力だといえます。この商品は通年販売中です。夏のムレも一つの肌トラブルになりますので、“汗をしっかりケアできる生理用品”としてラインナップに入っています。

※2……高分子吸水剤不使用（ノンポリマー）。デリケートゾーンが触れる表層面に、100％オーガニックコットンを使用しています。

大人気「ソフィ クールフレッシュおりものシート」の魅力

――大好評を博した「ソフィ クールフレッシュおりものシート」ですが、発売直後に印象的だったエピソードがあれば教えてください。

広報担当者：現在タイなどの国で販売中の爽快おりものシート「クールライナー」がX（旧Twitter）で波及し、待望の日本限定品「ソフィ クールフレッシュおりものシート」が期間限定で登場した際に問いあわせが殺到しました。口コミでは「ひんやりしていて涼しい」「常夏で誕生した技術力！日本の夏に必需品」など、予想を上回るほど反響をいただいています。

また、日本で販売していないから入手を諦めるのではなく、「海外で購入してでもこの暑い時期を乗り切ろう」という方がいらっしゃるのも印象的でした。

――日本国内外からも注目を集めている点は、メーカーとしてもインパクト大でしたか？

広報担当者：もともと「ソフィ クールフレッシュおりものシート」の同カテゴリー商品は、東南アジア・タイで生産、販売を行っています。現在は80の国や地域で商品展開しており、世界中で愛用されている点がソフィの強みです。すでに常夏の国で受け入れられている生理用品も多いので、猛暑が厳しくなりつつある日本にもマッチする可能性があると見込み、国内へ導入することになりました。ジャパンメイドの技術が活きて外に出るという例も数多くある中で、海外で人気のあるアイテムを採用する試みは、メーカーにとって新しい挑戦でもありますね。

――タイの生理用品が日本でも注目されるのも、うれしいですね！

広報担当者：そうですね。今回ご紹介した「ソフィ クールフレッシュおりものシート」もその一つですが、日本で展開している商品と仕様は異なるものの、タイではメントール配合の涼感ナプキンがよく売れている印象です。ほかにも、国ごとの特色にあわせて快適な生理ケアができるよう、現地ニーズにあわせて仕様を変更しています。韓国では、消臭効果が期待できる炭成分配合のナプキンなども手に取っていただく機会が多いかもしれません。

季節にあわせて生理用品を選ぶと、涼しく快適に

――近年、フェムケアに対する意識が高まっています。メーカーはどのような変化を感じているか教えてください。

広報担当者：生理用品としては、年間を通して使い方に大きな差はありません。ただ、文化や使用習慣・使用シーンにあわせてナプキンなどを選択する傾向にあります。夏服・冬服の衣替えと同様に、“夏は生理用品も涼しく衣替えをする”という考え方も、啓発していきたいです。

もちろん、シーズンごとに違うアイテムを使用する際の抵抗感をなくしていくのも、今後の課題として受け止めています。初経や出産といったライフステージの変化にあわせて、ぜひ自分に適したフェムケアを試してみてください。

――では、最後に。イエモネ読者に向けてメッセージをお願いします。

広報担当者：ユニ・チャームがみなさんに知っていただきたいのは、生理用品にも“選択肢”があること。まずは選ぶ前に「どんな商品があるか」を知っておくことが大切です。ユニ・チャームではホルモンの変化でゆらぐ毎日を自分らしく過ごせるようにサポートする、新しいアプリ「ソフィBe」などもありますので、不安や憂鬱を感じがちな7日間を少しでも快適に過ごせるよう、お手伝いできたらうれしいです！

――ナプキンなどの“衣替え”って新しい提案ですね。素敵なお話をありがとうございました！

夏の生理を快適にする4品を体験レビュー

「ソフィ クールフレッシュおりものシート」

2025年4月に期間限定で発売された「ソフィ クールフレッシュおりものシート」。シートのサイズは約14cm、数量は50コ入り。X（旧Twitter）では、「着用時にスースーする感覚が好き！」「徐々にひんやりしてくる」など、主に使用感に関するレビューが多く話題になったアイテムです。

今回、筆者が体験するのは「涼感レベル：＊＊＊」の涼感タイプ。フレッシュソープの香り付きで、マリン系のような爽やかさが感じられる特別仕様です。

おりものシートを着用し2分ほど経過した頃から、じわじわとデリケートゾーンに変化が表れてきました。この商品には、実際に体感温度が下がるという効果はありませんが、感覚的に“冷たい”と表現するのが適していると思います。

また、天然（※3）ひんやり成分を含有することにより、夏のムレや不快感を大幅に軽減。ただし、メントール誘導体が配合されているため、冷感刺激に弱い方は使用を控えてください。発売直後に話題沸騰となったアイテムなので、もしかしたら再販の可能性があるかもしれませんね！

※3……天然抽出物配合

「ソフィ はだおもい®オーガニックコットン 極うすスリム」特に多い昼用（羽つき／23cm）

「ソフィ はだおもい®オーガニックコットン 極うすスリム」は、デリケートゾーンが触れる面の上層に100％オーガニックコットンを使用した、“敏感肌™にやさしい”シリーズ。ラインナップは、サイズ違いで全5種類を展開中。通年販売で季節を問わず購入することが可能です。

筆者が試したのは、特に多い昼用（羽付き／23cm）。早速着用してみると、まずナプキン表面のふわふわとした肌触りに驚きました。その名の通り厚さが薄いだけでなく、コットンそのものが汗をしっかり吸収するため、時間経過とともにじめっとムレる生理悩みを解消できます。ほかにも、歩いた際にガサガサと擦れる音が気にならない点も◎。

個人的には、経血の量が少し減ってきた日の夜用として使用するのもGOODだと感じました。通気性にも優れており、夏のフェムケアに配慮した秀逸なアイテムです。

「ソフィ 超熟睡®ショーツ 涼肌（すずはだ）」

リラックスタイムにぴったりフィットする、ショーツ型形状の「ソフィ 超熟睡®ショーツ 涼肌（すずはだ）」。ウエストラインは伸縮性があり、サイズはM-L（ヒップ約87～100cm）対応で下腹部をソフトに包み込むのが特徴です。下着のような履き心地でありながら、夏仕様の涼しげなブルーも魅力の一つ。

初めてショーツ型ナプキンを使用する筆者は、正直なところ「大きさに少し抵抗感があるかも？」という印象を持ちました。しかし、その認識をくつがえしたのは、何といっても着用した際の“安心感”！　脚まわりもギャザーでガードするため、おうち時間を満喫したいときにぴったり。加えて、こもった湿気を逃がす素材で、汗やにおいによるストレスを感じにくいのもうれしいポイント。

なお、ナプキンが短い方が前、反対に長い方が後ろとなっています。前後逆に穿いてしまうとモレにつながったり、ごわつきがあったりするため注意しましょう。

「ソフィ デリケートウェットシート」フローラルの香り

「ソフィ デリケートウェットシート」は、おりものや生理のベタベタ感が気になる際に、デリケートゾーンをさっと拭いてトイレに流せるウェットシート。ラインナップは「無香料」「フローラルの香り」「せっけんの香り」の3種類。枚数は10枚入りで、ポケットやバッグにINして持ち運べるコンパクトサイズです。

筆者は「フローラルの香り」で、VIOゾーンのにおい対策ができるか検証することに。その結果、使用後はウォシュレットで洗い流したかのようにさっぱりとリフレッシュできました。さらに、ノンアルコール・パラベンフリーなので刺激を感じません。シートは不織布で敏感な肌を守る素材です。

先に紹介した「ソフィ クールフレッシュおりものシート」「ソフィ はだおもい®オーガニックコットン 極うすスリム」「ソフィ 超熟睡®ショーツ 涼肌（すずはだ）」とセットで使う女性も多いのだとか。ただし、衛生面を考慮して膣の中まで拭くのは避けてください。

暑い日の生理をもっと快適に。シーンにあわせて“ムレ・におい”ケア

汗ばむシーズンでも、フレキシブルに生理中の7日間を過ごしたい――そんな思いを叶えられるのが、ソフィの「夏には夏の、生理ケア」シリーズ。デイリー使いするナプキンやおりものシートも、“服のように衣替えする”という新しい発想は、私たちのフェムケアに対する意識を大きく変えていくかもしれません。特に肌トラブルに悩んでいる方は、オーガニックコットン素材や通気性の高いアイテムなどがおすすめです。あなたもぜひ、季節やその日の体調にあわせた選択肢を取り入れてみてください。

※記事の内容は2025年7月時点の情報です。価格は予告なく変更になる場合があります。
※商品の価格・在庫状況は店舗により異なります。
※詳細はユニ・チャーム公式サイト、またはダイレクトショップにてご確認ください。

[Photos by Unicharm Corporation, Aoi]

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葵

Aoi／ライター

広島在住、アウトドアよりインドア派のライター。「これ、好き」を詰め込んだアイテムや、知って得するライフハックなどを紹介します。暮らしのアイデアとSNSトレンドをチェックするのが日課。趣味はセルフネイルやジャーナリング。最近は家事も勉強中です。

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