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Sayaka Miyata

POSTED BY ライター Sayaka Miyata 掲載日: SEP 25TH, 2025.

【旬を迎えた「ぶどう」スイーツレシピ3選】ケーキ・ようかん・パンプディングも♪

「晴れの国」と称されており、おいしい果物が育つことでも有名な岡山県。なかでもぶどうは、全国的に高い品質が評価されているフルーツのひとつです。2025年は、栽培開始150年の節目の年。この記事では、岡山が誇る果物の魅力や、ティータイムを旬を迎えたぶどうを使用したスイーツレシピを紹介していきます。

氷温ぶどうの白ようかん2

栽培開始150年!「くだもの王国おかやま」

ぶどうの栽培

岡山県では、1875年の栽培開始から現在まで、多くの先人たちが品種改良や新技術の導入を重ね、その技術を脈々と受け継ぐことで「くだもの王国おかやま」としての地位を確立してきました。2025年は、岡山県を代表する二大フルーツ、桃とぶどうの栽培が始まって、150年を迎える節目の年です。

岡山県ぶどう

岡山県の高品質なぶどう作りは、「マスカット・オブ・アレキサンドリア」という品種の栽培から始まり
ました。雨に弱く高温・乾燥を好むため日本での育成が難しい品種でしたが、岡山県が産地化にいち早く取り組み、日本一の生産地に。

岡山県ぶどう2

現在では「マスカット・オブ・アレキサンドリア」で培った技術を生かし、大粒で種無しのニューピオーネ、ワインレッドの色が美しい「紫苑」、近年高い人気を誇る「シャインマスカット」などの多くの品種が栽培されており、いずれも糖度の高さや美しい房形などで高い評価を得ています。

酷暑の中でも品質確保に尽力!担当者に聞くフルーツ栽培事情

今回はぶどうの栽培について、岡山県農林水産水産部農産課に話を聞きました。酷暑が続く中でも高品質なフルーツを届けるために、生産者が取り組んでいる栽培方法の工夫や、岡山県内外で岡山産フルーツを購入できるスポット、今後の展望など……。岡山が誇る果物の魅力と、それを支える現場の努力に迫ります。

Q.全国においしいフルーツを届けるために工夫をしていることは?

A.近年の猛暑による野菜やフルーツの生育への影響が懸念されています。2024年には岡山県内でも多くの地域で猛暑日の日数を更新するなど高温になる年が多くなっています。

高温になるとピオーネは着色が進まなくなり、シャインマスカットは直接太陽光が当たる房は日焼けによる黄化が進むなど、外観品質の低下につながります。

そこで、生産現場では着色しやすくするために着果数を減らしたり、日当たりの強い位置の房には日よけの傘をかけたりするなどの対策を行っています。

着色が劣ったぶどうでも一般的に果実の品質や食味に影響はありませんが、見た目も味もおいしいフルーツを全国の皆さまにお届けするため、生産者たちは大変な苦労をしながら品質確保に努めています。

Q.岡山のぶどうはどこで買えるの?

A.岡山県が誇る高品質なぶどうを多くの方にお届けするため、最盛期には県内百貨店でのPR販売のほか、スイーツフェアなどを実施しています。また、百貨店やスーパーはもちろんのこと、2024年に岡山県総社市にオープンした大型直売所「旬感広場晴れのち晴れ」をはじめ、各直売所でも新鮮なぶどうを販売しています。

さらに、東京・新橋にあるアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」の2階のレストラン「ももてなし家」では、岡山県産フルーツを使った贅沢なフェアも定期的に開催しています。

Q.栽培開始から150年という節目を迎えてのコメント

A.今年は岡山県の桃・ぶどうの栽培が始まって150年の節目に当たります。長い歴史の中で、桃の袋掛け栽培やピオーネの無核化(種なし)技術の確立といった品種改良・技術革新を重ね、高品質な桃・ぶどう栽培を確立してきました。これから本格的にシーズンが始まります。全国の皆さまにはぜひ、歴史にも想いを馳せながら岡山県のおいしい桃・ぶどうを召し上がっていただきたいと思います。

おうち時間を盛り上げるスイーツレシピ

そのまま食べてももちろんおいしいのですが、持ち前の甘味や酸味、香りは実は料理でも大活躍。暑い季節におすすめのスイーツレシピをご紹介します。

レシピ提供:JA 晴れの国岡山

<ぶどうのひと味違う食べ方!>ピオーネの濃厚ヨーグルトケーキ

ピオーネの濃厚ヨーグルトケーキ

つくり方(18㎝ × 8㎝ × 6㎝のパウンドケーキ型)
① ビスケット台を作る。ビスケット(50g)を砕き、ビニール袋に入れて潰す。調理用めん棒を転がすと、より細かく潰せる。
② バター(25g)を湯煎(分量外)して溶かす。潰したビスケットの袋に溶かしバターを入れて、よく揉みこむ。
③ パウンドケーキ型(18cm× 8cm× 6cm)に砕いたクッキーを敷き詰め、端っこはスプーンで整え、全体的にコップの底を使って平らにしていく。
④ フィリングを作る。粉ゼラチン(10g)を80℃以上の熱湯(60ml)で溶かす。
ボウルにギリシャヨーグルト(200g)、はちみつ(大さじ3)、生クリーム(200ml)を入れて混ぜる。そこに溶かしたゼラチンを入れて再度よく混ぜる。
⑤ 型にフィリングを半量流し込んで、「ピオーネ」(15~20粒)を粒の向きを揃えて皮のまま並べる。上から残りのフィリングを流し込む。
⑥ 冷蔵庫で2~3時間程度冷やし固め、型から外し、両端を切り、中に入れた「ピオーネ」が見えるように断面を出す。
⑦ 皮つきのまま半分に切った「ピオーネ」の粒を飾りに並べて、ミントをのせたら完成!

<上品かつ美しい仕上がり!>氷温ぶどうの白ようかん

氷温ぶどうの白ようかん

つくり方(横12㎝×縦15㎝×高さ4.5㎝の流し缶1個分)
① 氷温ぶどう(12個)は、枝についていた方をほんの少し包丁で切り落として安定がいいよう平らにしておく。
② 鍋に粉寒天(4g)と水(300㏄)を入れて強めの中火にかけ、ヘラで混ぜながら煮溶かす。沸騰後、弱めの中火にして混ぜながら2分程度煮る。
③ ボウルに白こしあん(300g)を入れて②を3回程度に分けて入れる。入れるたびに泡立て器で溶きのばしてようかん液を作る。
④ なめらかに溶けたら、水で濡らした流し缶に③を底から1cm程度入れて、切り口を下にして氷温ぶどうを並べる。
⑤ 残りの③を静かに流し入れる。冷やして固まったら、好きな大きさに切る。

※寒天は常温で固まりますが、冷蔵庫で30分程度冷やすとよりおいしくお召し上がりいただけます。
※氷温ぶどうとは、夏から秋にかけて収穫されたシャインマスカットを氷温貯蔵したものです。

<食べ応え抜群!>ピオーネのメープルパンプティング

ピオーネのメープルパンプティング

つくり方(1000ミリリットル耐熱皿1台分)
① 下準備として、オーブンを180度で予熱しておく。予熱機能のないオーブンは温度設定し、10分加熱を行った後に焼き始める。
② フランスパン(100g)を1口大に切る。
③ ボウルに牛乳(200ml)、メープルシロップ(50ml)、卵(Mサイズ2個)を入れて混ぜ合わせる。
④ 耐熱皿に①と②、ピオーネを皮ごと入れる。
⑤ 180度のオーブンで色がつくまで20分ほど焼く。焼き色が付きすぎてしまう場合は、アルミホイルを被せる。
⑥ 粉砂糖をかけ、ミントを添えて完成!

提供/JA晴れの国岡山
JA晴れの国おかやまのHP:https://www.ja-hareoka.or.jp/

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Sayaka Miyata

Sayaka Miyata/ライター

カフェでぼーっとすることと、あてもなく散歩することと、おいしいものを探したり食べたりすることが好き。子どもが生まれてからは睡眠も好きになりました。

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