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POSTED BY ライター/編集/フードアナリスト 中山秀明 掲載日: NOV 12TH, 2019.

ブーム継続中のバスクチーズケーキ。コンビニ・スーパーの5商品を比較

今年大ヒットしたコンビニスイーツといえば「バスクチーズケーキ」です。火付け役のローソン、それを追いつけ追い越せとばかりに満を持してセブン-イレブンが発売するなど、この熱はまだまだ収まりそうにありません。そこで今回は、コンビニをはじめ、身近なショップで買えるバスクチーズケーキ5品を食べ比べ。そこには、興味深い発見がありました。

バスクチーズケーキ5種を食べ比べ!
コンビニPBから高級スーパー取扱商品まで、個性豊かな5商品を厳選!

ブームを生んだ立役者。全体的に完成度が高いローソンの「バスチー」

バスクチーズケーキ人気のきっかけとなったローソンの「バスチー」。発売からわずか3日で100万個以上も売れた大ヒット商品で、リリース当初は売り切れも続出して、入手困難でした。味のほうはというと、表面と底面は焦がしカラメルをあしらいつつ、中身はなめらかで濃厚。北海道産生クリームをはじめとする厳選素材を使い、“レアでもベイクドでもない”絶妙な焼き加減に仕上げられています。

ローソン「バスチー ‐バスク風チーズケーキ‐」税抜199円

食べてみて一番感じたのはバランスのよさ。やさしい酸味、マイルドな甘さ、ほんのりとしたカラメル感。そしてクリーミーなテクスチャーとなめらかな口どけが素晴らしく、完成度が高いと思いました。

ローソン「バスチー ‐バスク風チーズケーキ‐」
税抜199円
https://www.lawson.co.jp/

高級卵のカスタード感が贅沢なセブン-イレブン「バスクチーズケーキ」

ローソンに追随すべく発売されたセブン-イレブンのバスクチーズケーキ。フランス産クリームチーズ、北海道産の生クリーム、牛乳、エグロワイヤル(R)の卵などを素材に使用。エグロワイヤルというのは、一般的な卵の2~3倍の値段がする高級な卵で、セブンイレブンの商品によく使われています。製法にも深いこだわりがあり、表面が焦げるギリギリまで高温で一気に焼き上げるのがポイント。50回以上もの試作を繰り返し、ようやく理想の焼き加減にたどりついたそうです。

セブン-イレブン「バスクチーズケーキ」税抜238円

見るからに黄色味が強いのは、エグロワイヤルの影響でしょうか。味も比較的濃厚で、そこは好みが分かれるところかもしれません。リッチさやカスタード感が強い分、酸味、チーズ感、ほろ苦さは薄れる印象。高級感はコンビニ随一だと思います。

セブン-イレブン「バスクチーズケーキ」
税抜238円
https://www.sej.co.jp/

味と食感の4重奏!ファミリーマート「香ばしブリュレのチーズケーキ」

ファミリーマートは、現在のところ宮崎県・鹿児島県だけでしかバスクチーズケーキを販売していません。それ以外の都道府県にあるのがこちらの「香ばしブリュレのチーズケーキ」です。レア、ベイクドの2種類のチーズケーキを層にして、その上にブリュレしたスポンジが乗っています。手が込んでいます。商品名の「香ばし」は、手作業で行われるというブリュレと、スポンジに加えられた全粒粉、そしてローストした小麦粉からきています。

ファミリーマート「香ばしブリュレのチーズケーキ」税抜239円

くっきりと分かれた4層構造なので一体感は弱いですが、逆にそのせいで、味とテクスチャーの波が時間差でやってくるのが楽しくて印象的。生クリームのようなニュアンスを思わせる中央のレアチーズケーキと、ジャリッとしたカラメルが乗ったスポンジのメリハリは特に秀逸です。バスクチーズケーキという本稿の趣旨とは少し違いますが、スイーツとしてのクオリティは十分に高いです。

ファミリーマート「香ばしブリュレのチーズケーキ」
税抜239円
https://www.family.co.jp/

余韻スッキリ、ビター感が上品な成城石井の「バスクチーズケーキ」

コンビニ以外からの一品目は、成城石井をノミネート。成城石井のスイーツといえば、長い容器に入った「プレミアムチーズケーキ」が有名ですが、バスクチーズケーキも今年リリースしています。北海道産の純生クリームを使い、保存料不使用で仕上げられたバスクチーズケーキは、ほろ苦さと、濃厚なチーズの味わいを楽しめます。

成城石井「バスクチーズケーキ」税抜399円

好バランスという方向性がローソンと似ている気がします。ただ、ローソンのものよりも、こちらのほうが上品でリッチに仕上がっている感じです。カラメルは成城石井のほうがビターで大人的。濃厚でいて、すっきりとした余韻のキレもナイスです。ただ、価格はローソンの倍近いので、筆者ならもうちょっとお金を出して、名作の「プレミアムチーズケーキ」を買っちゃうかもしれません。

成城石井「バスクチーズケーキ」
税抜399円
http://www.seijoishii.co.jp/

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しっとりソフトで大容量!ラ・フルーリエ「バスク風チーズケーキ」

「ラ・フルーリエ」ブランドを展開する利恵産業は、「ロピア」や「ユータカラヤ」という神奈川発の高コスパスーパーを手がける企業のグループ会社。同ブランドでは、成城石井の「プレミアムチーズケーキ」のジェネリック的な商品が有名です。紀ノ国屋やクイーンズ伊勢丹などの高級スーパーでも売られていて、今回は紀ノ国屋で購入しました。

ラ・フルーリエ「バスク風チーズケーキ」税抜398円

バスク“風”としているところがポイントで、素材や製法が本来のバスクチーズケーキとは違うのかもしれません。焦がしている感じやビターなテイストは弱めで、ベイクドチーズケーキに近い味わいといえます。また、しっとり系のテクスチャーとソフトな口どけは、スフレチーズケーキのようなニュアンスを思わせます。テイストは、甘味が強めな一方で酸味は抑えめ。インパクト重視ではなく、上品な印象です。サイズが大きくてボリューム充分なので、たっぷり食べたい人におすすめです。

ラ・フルーリエ「バスク風チーズケーキ」
税抜398円
http://www.rie.co.jp/

表面のほろ苦さと、チーズの濃厚さを楽しめるバスクチーズケーキは、どちらかといえば大人向けのスイーツといえます。そのせいか、どの商品も本格的な味わいで、甘ったるいのが苦手な大人が食べても満足感がありました。ワインに合わせても面白いでしょう。まだまだブームが続きそうなバスクチーズケーキ。家飲みやちょっと贅沢な自分へのごほうびに、ぜひお楽しみください!

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※商品名、価格、仕様、品揃え等は変更される可能性がございます。
※各賞味期限は、1~4日程度でした。

[All Photos by Hideaki Nakayama]

中山秀明

Hideaki Nakayama/ライター/編集/フードアナリスト

食の分野に詳しいライター兼フードアナリスト。雑誌とウェブメディアを中心に編集と撮影を伴う取材執筆を行うほか、TV番組や大手企業サイトのコメンテーターなど幅広く活動中。

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