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征矢匠

POSTED BY 取材ライター 征矢匠 掲載日: NOV 9TH, 2024.

MEGAドン・キホーテ(成増店)とドン・キホーテ(新宿店)の違いを広報に聞いた!それぞれの売上TOP5も紹介

ユニークでオリジナル商品を展開しているドン・キホーテ(以下:ドンキ)。そんなドンキには他にも「MEGAドン・キホーテ(以下:MEGAドンキ)」や「キラキラドンキ」を展開しています。今回はMEGAドンキ(成増店)に注目して、通常のドンキ(新宿店)との違いを広報に伺いました。また、おうちで楽しめる、それぞれの売上TOP5も紹介しますよ。

ドン・キホーテ新宿の店内

「MEGAドンキ成増店」と「ドンキ新宿店」の特徴

MEGAドン・キホーテ成増店とは

メガドンキ成増店のマップ

MEGAドンキ成増店は、都内最大級の売り場面積8500㎡を誇る大型店です。駐車場もあり約190台の車を収納できます。驚くのは駐輪場の数が約900台以上あること。地元住民が自転車で利用するため、多く用意しているのだとか。

メガドンキ成増店の店内

成増店は広々とした空間を意識した売り場で構成されています。店内はカテゴリ別に4フロアから構成されており、アイテム数は約12万点。2階を食品売り場にしているのが特徴の一つです。食品をまとめ買いするついでに、他のフロアにも足を運んでもらえるよう工夫した配置をしています。

湖池屋とコラボコーナー

成増店の近くに湖池屋の会社があり、協力して商品展開しているようです。地域の企業とコラボしているコーナーがあるのは成増店ならではの特徴と言えます。

お肉の山さん

お肉コーナーの一角に、松坂牛などを扱った高級なお肉屋さんがあります。オーダーカットが可能で、高級肉をお好みの量から購入できますよ。

精肉研修センター

成増店ならではなのが「成増ミート研修センター」があること。肉に関する知識を約3ヶ月学べる、“お肉の学校”です。キャリアアップをはかるスタッフが受講し、研修後は精肉部のある店舗へ行き、さらなるスキルを高めるようです。

利用する客層は

平日は周辺地域に住むお子様連れの主婦層が多く、夕方から学生や仕事帰りの人たちも寄る傾向にあります。休日は日常食品を買い求めるファミリー層で賑わうのだとか。海外の人たちは、あまり店内にいない印象です。

ドン・キホーテ新宿店とは

ドン・キホーテ新宿店のマップ

ドン・キホーテ新宿店は、隣接する3つの建物を繋げて展開している、一風変わった構造をしています。そのため出入口が3つあり、初めて来る人はどこから入ってきたのか、軽く迷子になる場合もあるのだとか。確かに初めて入ると、何がどこにあるのか迷いそう……。

ドン・キホーテ新宿店の店内

新宿店は、ドンキ独自の“商品をあえてゴチャゴチャに配置する独自の陳列方法”を今も色濃く実施している店舗です訪れた人が“宝探し”をするようなワクワク感を味わえる売り場になっていますよ。

韓国コーナー

新大久保のイケメン通り沿いには「韓国コーナー」が展開されています。入口から道路までのスペースを上手く活かしているのも新宿店ならではの特徴のひとつ。

お土産コーナー

立地的にインバウンド客の需要も高く、お土産コーナーも用意されていました。新宿店では決められた商品を扱うのではなく、お客のニーズにあわせたアイテムを自由に選んで展開しているのだとか。広報いわく「いかにお客様の都合のいい店になれるか」がポイントだと語っていました。

利用する客層

新宿店は立地的にさまざまな属性の客層が入り乱れていますよ! 用意された3つの出入口からは、それぞれ異なる客が入ってくれるのだとか。新大久保方面からは若い層や飲食を経営している韓国人が多く来店。新宿方面からは海外の旅行客や夜の仕事をする人が多い傾向にあります。加えて地元住民も買い物をするため、異なる文化を持つ人たちが集結するお店です。

「MEGAドンキ成増店」と「ドンキ新宿店」の違い4つ

売っている商品や品数

成増店:まんべんなく商品を展開しており、約12万点のアイテム数
新宿店:鮮魚や野菜など一部商品は取り扱いがなく、約5~6万点のアイテム数

アイテム数の観点から見るとMEGAドン・キホーテ(成増店)は豊富に取りそろえており、網羅性の高いラインアップです。対してドンキ(新宿店)は鮮魚や野菜など一部扱ってない商品があります。

売り場の雰囲気

メガドンキ成増店の店内

成増店:カテゴリ別にエリアが整理されており、広々とした空間
新宿店:昔ながらのゴチャゴチャ陳列方法を採用

どちらも立地や周辺環境に住むターゲット層にあわせた売り場作りを行っています。そのため、店内の陳列方法や雰囲気が異なるのです。成増店はファミリー層向けのため、買物カートが余裕で通れる空間を用意した売り場です。一方、新宿店はインバウンド客や周辺で飲食店を営む韓国人向けの店内作りをしています。

価格は同じではない

肉のパック

同一商品でも、それぞれ価格が違う場合があります。どちらのお店も個店主義で運営されているためです。商品を一律同じ価格で販売するのではなく、周辺の競合店と比較して決めているのだとか。店舗の立地にあわせて判断し、バランスのよい適正な価格で販売しているわけですね。こうした背景があるため、同じ商品でも価格帯が違う場合があります。

ターゲット層が違う

成増店:ファミリー層
新宿店:シングル、単身層向け

大きく分けるとターゲット層は異なりますが、どちらも客層を絞っているわけではありません。利用する客層のニーズにあわせて臨機応変に商品展開をしているとのこと。状況によっては、ターゲット層が似たりする可能性もありそうですね。

MEGAドン・キホーテ成増店の売上TOP5

成増店の売上TOP5の特徴として、日常的に使うものが多く上位にランクインしています。※2024年9月時点の売上を元にしたデータです。

大地の牛乳

大地の牛乳

牛乳はそのまま飲めて、料理にも使える万能な商品ですよね。しかし物価上昇により、牛乳も値上がりしています。購入しやすいように価格を抑えているため、人気なのだとか。

商品名:大地の牛乳
価格(税込):214円

白い小たまご10個

白い小たまご

たまごは使い勝手がよく、日常的に使いやすいため購入する人が多いのだとか。確かに、たまごは冷蔵庫に入っているスタメンでもありますよね。

商品名:白い小たまご10個
価格(税込):182円

焼き芋

焼き芋

ドンキといえば、焼き芋と言われるくらい人気が高まっている商品なのだとか。使用している芋は同じですが、収穫年度によって食味が異なります。24年8月以降に収穫した“新物いも”は、食感がほっこり。逆に23年産の“貯蔵いも”は、時間をかけて寝かしている分、甘味が強く「ねっとり」しています。

商品名:焼き芋
価格(税込):214円

緑豆もやし

緑豆もやし

財布に優しくて使いやすい「緑豆もやし」。お値打ち商品ですから、とりあえず買って冷蔵庫にストックしておく人も多いようです。

商品名:緑豆もやし
価格(税込):31円

キャベツ

キャベツ

調理しやすくて食べ応えのある野菜としてキャベツは人気があるのだとか。ボリューム感もあり、ファミリー層向けに喜ばれる野菜です。

商品名:キャベツ
価格(税込):171円

ドン・キホーテ新宿店の売上TOP5

新宿店の特徴としては、立地的に韓国グルメやインバウンド客に人気な商品が上位を占めています。※2024年9月時点の売上を元にしたデータです。

コピコ コーヒーキャンディー プリスターパック

コピコ コーヒーキャンディー プリスターパック

厳選されたジャワコーヒービーンズから作られたキャンディです。まろやかな口当たりで一度食べたらやめられない「食べるコーヒー」と言われています。なんでも韓国の俳優が食べていることで話題となり、人気に火が付いた商品なのだとか。人気過ぎて一時期は品薄状態になるほど。

商品名:コピコ コーヒーキャンディー プリスターパック
価格(税込):171円

農心 辛ラーメン5袋

辛ラーメン

韓国定番の激辛インスタントラーメン。弾力のある麺と辛味が特徴的です。日本で韓国グルメといえば欠かせないアイテムになりました。見かけることも多くなり定番化していますね。

商品名:農心 辛ラーメン5袋
価格(税込):430円

キットカットミニ(濃い抹茶)

キットカットミニ

砕いたビスケットへ宇治抹茶風味の生地を練り込み、本格抹茶の深い苦みや香り、旨味を再現したビターなお菓子。世界的に幅広く販売されている商品ですが、豊富に種類があるのは日本だけなのだとか。そのため、日本独自のフレーバーを珍しがって購入する海外の人たちも多い人気商品です!

商品名:キットカットミニ(濃い抹茶)
価格(税込):300円

アルフォートミニチョコレート

アルフォートミニチョコレート

カカオの風味が特徴的なミルクチョコレートと香ばしい全粒粉入りビスケットを組みあわせたお菓子。日本でもお馴染みのお菓子ですよね。海外旅行客のお土産としても人気があります。食べ慣れているチョコレート味だから支持されているようです。

商品名:アルフォートミニチョコレート
価格(税込):116円

ベイククリーミーチーズ

ベイククリーミーチーズ

森永製菓とドンキがコラボした商品。中に3種のチーズが入った味わい深いお菓子です。溶けにくいチョコレートとして海外旅行客から人気なのだとか。溶けにくいチョコならば、お土産として最適ですね。

商品名:ベイククリーミーチーズ
価格(税込):279円

FAQ

ドン・キホーテの一号店はどこ

1989年3月に東京都府中市へ開設した「ドン・キホーテ府中店」が第1号店です。ちなみに今回紹介した新宿店は8号店になります。

MEGAドン・キホーテはさまざまなタイプがある

MEGAドン・キホーテには他にも「NEW MEGAドン・キホーテ」と「MEGAドン・キホーテUNY」があります。「NEW MEGAドン・キホーテ」の売場面積は平均約4,000㎡で、取り扱いアイテム数は4~8万点です。MEGAドン・キホーテよりも規模が小さい業態になります。

「MEGAドン・キホーテUNY」は売り場面積が5,000~13,000㎡でアイテム数は7万~10万点。総合スーパー「ピアゴ」「アピタ」を業態転換し、非食品部門の商品を大幅に増やして、幅広い世代をターゲットにしています。

[All Photos by takumi soya]

MEGAドン・キホーテ成増店
〒175-0094 東京都 板橋区成増2丁目21-2
0570-015-022
営業時間:8:00~ 25:00

ドン・キホーテ新宿店
〒169-0072 東京都 新宿区大久保1-12-6
0570-005-921
営業時間:24時間営業

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征矢匠

takumi soya/取材ライター

取材ライター。主にグルメ記事を中心に執筆中。以前は、ライターとは関係ないプロレスラーをしていた経歴を持つ男。そして、麦わら帽子がお気に入り。取材したことを「面白く伝える」ためならば体を張るタイプ。

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