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倉田直子

POSTED BY ライター/タイニーハウス・ウォッチャー 倉田直子 掲載日: JAN 4TH, 2020.

小さな家の豊かな暮らし【15】アメリカの注目インスタグラマー3選

「タイニーハウス」をご存知ですか? 様々なとらえかたがある言葉ですが、だいたい20平方メートル程度の小さな家を意味します。さらに、車でけん引できるモバイルハウスであることも。いま世界中でこのタイニーハウスの愛好者や、タイニーハウス生活を夢見る人々が増えていて、「タイニーハウス・ムーブメント」を巻き起こしています。このシリーズでは、タイニーハウス生活を営む人々や、素敵なタイニーハウスをご紹介します。

「タイニーハウス・ムーブメント」とは?

Jennaさんとタイニーハウス
Jennaさんとタイニーハウス
(c)tinyhousegiantjourney

タイニーハウス・ムーブメントのきっかけは、2008年に発生した世界規模の金融危機「リーマン・ショック」だと言われています。この経済危機をきっかけに、「豊かさってなんだろう」「家ってなんだろう」「本当に必要なモノは何?」と多くの人が考えるようになったのです。そこからタイニーハウス生活が注目を浴びるようになりました。必要最低限のものだけを所有し、ローンのいらない小さな家に住む。そんな「小さくても豊かな暮らし」は、ヨーロッパにも伝わりました。
今回は、ムーブメントの発祥地アメリカで小さな暮らしを発信している「タイニーハウス・インスタグラマー」のアカウントを3つ紹介したいと思います。

少ない収入でもリッチに暮らせるタイニーハウス

Jennaさん自作のタイニーハウス
Jennaさん自作のタイニーハウス
(c)tinyhousegiantjourney

まずはじめにご紹介するのは、友人たちと共に自作したモバイル・タイニーハウスに住むジェナさんのアカウント

現在は素敵なウッドデッキも
現在は素敵なウッドデッキも
(c)tinyhousegiantjourney

2014年から15年にかけて北米大陸(カナダ含む)を旅した後、現在はウィッビー島(Whidbey Island)というワシントン州の島にしばらく滞在中です。ウッドデッキも増設され、モバイルハウスとは思えないゴージャスさですね。

木材のあたたかみを感じさせる室内
木材のあたたかみを感じさせる室内
(c)tinyhousegiantjourney

生計は在宅でできる仕事で賄っているそうですが、年間5〜10か国に旅行している彼女。しかもしっかり貯金もできているそう。「それもすべて、タイニーハウスに住んで生活費を節約できているから」なのだとか。そんな彼女のミニマリスティックだけれどリッチで充実した生活をインスタで垣間見ることができます。

そしてジェナさんは、かつてタイニーハウスに関する番組に出演されたこともあります。こちらのリンク先の動画で、彼女のタイニーハウスを隅々まで堪能できますよ。

[Instagram/tinyhousegiantjourney]

タイニーハウスの夢を後押しするShelleyさんとJoshuaさん

自宅前でくつろぐShelleyさんとJoshuaさん
自宅前でくつろぐShelleyさんとJoshuaさん
(c)tinyhousebasics

こちらは、カリフォルニアで小さな暮らしを実践するShelleyさんとJoshuaさんのアカウント。お2人はタイニーハウスに住むという夢をかなえたばかりではなく、現在はタイニーハウスのデザインを生業とし、他の人の小さな暮らしの手助けもしているのです。

開放感のある室内
開放感のある室内
(c)tinyhousebasics

確かに、お2人のこの家を見たら、自分もタイニーハウスに住みたくなってしまいますね。

キッチンわきのカウンター
キッチンわきのカウンター
(c)tinyhousebasics

室内ももちろん素敵なのですが、家のテラスにつながるカウンターがとっても可愛いんです。

テラスでバー気分を楽しめる
テラスでバー気分を楽しめる
(c)tinyhousebasics

家の中でも外でも、まるでお店にいるような気分になれそうです!
そんな家の内外を隅々まで披露してくれるお2人のアカウント、ぜひチェックしてみてください。

[Instagram/tinyhousebasics]
[Tiny House Basics]

DIYでキャンパーをリノベしたMandyさんとKevinさん

キャンパー内のMandyさんとKevinさん
キャンパー内のMandyさんとKevinさん
(c)188sqft

最後にご紹介するのは、キャンパー(キャンピングトレーラー)に住むMandyさんとKevinさんのアカウント。素敵なおうちですが、もちろんこちらもキャンパーの中の様子です。

居心地の良さそうなカウチ
居心地の良さそうなカウチ
(c)188sqft

Mandyさんはウェディング・フォトグラファー兼ジュエリー販売に関する仕事をし、Kevinさんはアプリのクリエイターとして生計を立てています。こちらは、ザイオン国立公園近くに停泊しながらお仕事をするKevinさんの様子。絶景を前にしてのお仕事、贅沢ですね。

広いベッドはペットたちもお気に入り
広いベッドはペットたちもお気に入り
(c)188sqft

お2人は、2匹の猫と2匹の犬と一緒に暮らしています。こちらは、ペットたちにベッド(くどいですがキャンパーの中です)を占領されてしまった様子。そんな彼らとペットたちのリラックスした生活を垣間見られるのが微笑ましいです。

波打ち際でリゾート気分を楽しめる
波打ち際でリゾート気分を楽しめる
(c)188sqft

キャンパー生活だと、自宅にいながらにしてビーチリゾートも楽しめます。あー、羨ましい!

2代目キャンパーの前で記念撮影
2代目キャンパーの前で記念撮影
(c)188sqft
DIYリノベーションに奮闘するお2人
DIYリノベーションに奮闘するお2人
(c)188sqft

実はこのキャンパー、お2人にとっては2代目の家でした。先代よりも大きいキャンパーを入手し、ご自身たちでDIYリノベーションをしたのです。リノベーションの様子はこちらのリンク先の動画にまとめられていますので、DIYに興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

[Instagram/ 188sqft]

アメリカの「小さな暮らし」実践者たちのインスタグラム3選、いかがでしたでしょうか。やはりタイニーハウス・ムーブメント発祥の地だけあり、みなさん本格的かつスタイリッシュな暮らしをされていましたね。そして何よりも、みなさんがタイニーハウス暮らしを楽しんでいる様子がよく伝わってきました!
ぜひ、参考になさってみてください。

>>>バックナンバーはこちら
【連載】小さな家の豊かな暮らし〜オランダ発 タイニーハウス 〜

倉田直子

Naoko Kurata/ライター/タイニーハウス・ウォッチャー

2004年にライターとしてデビュー。北アフリカのリビア、イギリスのスコットランドでの生活を経て、2015年よりオランダ在住。主にオランダの文化・教育・子育て事情、タイニーハウスを中心とした建築関係について執筆している。著書「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間

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