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林美由紀

POSTED BY ライター 林美由紀 掲載日: MAY 28TH, 2022.

推しがいる暮らし、はじめました(仮)【16】推しとともに生きる

【毎週土曜日20:00連載】私たちが生きている理由? それは推しがいるから! この連載では、推し活って何? というところから、実際に推し活をしている人たちの生の声やお役立ち情報などを毎週お届けします! 推しがいる人もまだいない人もぜひ、甘美な「推し」の世界をご一緒に! 今回は、推し活連載最終回です。

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ある日、「推し活でなんかできる?」という編集長のひとことから始まった推し活連載も、今回が最終回となりました。当初8回くらいで……と計画していたものの、気がつけば、なんと16回も続けることができました。読者のみなさまのおかげです! ありがとうございます。

これまで推し活用語や推し活グッズの紹介、K-POPやオーディション番組のススメなど、少しでも推し活に役立つ情報をお届けできればと推し活初心者2名でああでもないこうでもないと続けてきました。今回は、最後まで推し活に役立つ情報をお伝えできればと思い、自分の推しの情報以外にもたしなんでおきたい、今、注目の最新推し活情報をお届けします。また約10か月推し活をしてわかった、推し活初心者が考える「結局、推し活ってなに?」という思いをまとめます。

キーワードは「京プラがアツい」「オタ活(推し活)は身体が資本」「複雑なチケ管理からの卒業」と「幸せもしんどいのも人生と同じ」です!

推しの情報以外にも注目!

テレビの出演情報やグッズなどの解禁情報など、日々、推しの情報を浴びすぎて「情報過多……」と途方に暮れている人も多いかもしれません。推しの情報さえ手に入れば、それで十分ではあるのですが、世界は広い! 知っておけば「推し活」に役立つサービスやグッズなどの情報もたくさんありますよ。「推し活」は情報と知識と経験が命。推し活をする者としてたしなんでおきたい最新の話題を3つピックアップしました。

「京プラ」がアツい!

推し仲間とちょくちょく会ったり、推し不在のお誕生会をしたり……推し活をしていると何かと集まることが多いもの。いまや、日本全国さまざまなホテルで、推し活プラン、オタ活プラン、オタク女子会プランとして、ホテルを推し活に使えるプランがありますね。

その中でも、今、注目したいのが東京都・西新宿にある京王プラザホテルです。2022年6月1日(水)から2022年8月31日 (水) までの間、推しを存分に愛でることができるプランが3つ用意されていますよ。

推し活宿泊プラン

大画面で推しを感じる!“鑑賞会”プラン(1日1室限定・1組2~5名様利用)
推しのライブや舞台を大画面で鑑賞できる最高なプラン

推しのライブや映像に溺れたいならこのプラン。推しを大画面で感じることができるプロジェクターが設置されたジュニアスイートに宿泊、南館最上階のラウンジの貸し切りシアタースペースで映像を鑑賞できる1日1組限定の特別プラン。

SNSで推しを拡める写真撮影が叶う『撮影会プラン』
推しを世界に広めるためのがっつり撮影プラン

私たちの推し事の1つが、推しを全世界に広めること。それには素敵な写真を撮らなくちゃ! 写真の背景をきれいに見せる撮影用背景ボードや明るさを調整するレフ板(リフレクター)を貸し出してくれるので、プロのような撮影が叶うプラン。「推し活」をテーマにしたスイーツブッフェの利用も含まれます。

推しカラーに染まる『お泊まり会プラン』
推し色でベッドを装飾して、推しカラーに、むしろ推しに包まれる

推しのカラーは私のカラー。5色から選べる推しカラーのベッド装飾や人気の韓国コスメブランド「rom&nd」のネイルポリッシュなど、推しカラーに包まれるプラン。Blu-ray プレーヤーの貸し出しもあるので、推しカラーに囲まれながら、お気に入りの映像や作品を堪能できますね!

「韓国」と「推し活」をテーマにしたオーダー式スイーツブッフェ

推し色のスイーツなどと撮影が可能

今回、京プラを推したい理由のもう一つが、推し活宿泊プランと同じく2022年6月1日(水)よりオールデイダイニング「樹林」で開催されるオーダー式スイーツブッフェ。韓国がテーマの軽食やスイーツを楽しむことができるので、渡韓ごっこもはかどること間違いなし。カラフルなフォトスポットも用意されているので、“推しぬい”や“アクスタ”を置いて撮影できますよ。

泊ってもよし、スイーツブッフェだけでもよし。6月1日(水)からは京プラがアツい!

関東周辺の方はもちろん、新宿駅から約5分ほどでアクセスできるので、高速バスや夜行バスで新宿駅の「バスタ新宿」まで来ることができれば、近いです! 遠征のときにはできるだけ宿泊費は安い方がいい……でも、推しの誕生日などの特別な日やみんなでワイワイ宿泊するなら、ちょっとリッチではありますが、推しを満喫する宿泊プランもぜひ。 推し活プランの宿泊期間は、2022年6月1日(水)~8月31日(水)で、予約受付がはじまっていますよ。夏の旅行を兼ねて検討してもいいかも。オタクを存分に甘やかしてくれる夢のプランです!

京王プラザホテル 推し活プラン
宿泊プランは6月1日(水)より8月31日(水)まで。
詳細はホームページにて。
https://www.keioplaza.co.jp/event/oshikatsu/

オタクも身体が資本です!

推しを推せるのは心も身体も健康だから

推しの作品を鑑賞してほぼ動かず1日が過ぎてしまったり……反対に遠征が重なったり、と、何かと忙しいオタクは身体が資本!

自分で運動すればいいけれど、なかなか続けられる気がしない……という人にはオタク向け女性専門パーソナルトレーニングジム「Clara(クララ)」がいいかも。厳しい採用条件をクリアした精鋭オタクトレーナーが在籍。オタク女性ならではの悩みや目標への的確なトレーニングと食事サポートに定評があります。

推しをどこまでも追いかける体力を手に入れ、推しにファンサしてもらうときには1ミリでも可愛らしくいたい……そんな思いを叶えてくれそう。

まだ店舗も少なく東京にしかありませんが、みなさんの街にやって来る日もそう遠くないかもしれません! オタクフレンドリーなスポーツジム、うれしい!

オタク向け女性専門パーソナルトレーニングジム「Clara(クララ)」
https://www.claragym.com/

推しや自分の予定、チケ管理ができるアプリ登場予定!

推し活必須アプリなるか!?

推しのメディア出演の予定、現場のスケジュール、解禁情報やチケット予約の方法や締め切りの管理など、推し活はスケジュール管理がマスト。手帳に書き込んだり、スケジュールアプリに登録したり、推しや公式のSNSをさかのぼったり、他力本願だったり……と管理の仕方は人それぞれながら、とにかく、把握すべきこと、管理しなくてはならないことが多すぎる!

そんな推し活を便利にしてくれるアプリが「おしきゅん」。

アクスタケースなどの推し活グッズといえば……推し活の味方、あのサンリオから登場予定ですよ~。

カレンダー

推し活とプライベートのカレンダーを簡単に重ねてみることができるので予定が立てやすい!

チケット管理

コンサートや舞台のチケット管理は、発売日の把握、入手から友達との分配等、とても複雑。そんなチケットまわりの煩雑業務を効率的に管理できます。

おしコミュ

CD発売やテレビ出演などの推しの予定やコンサート・握手会についての自分のレポなどを、アプリ内のみんなにシェアができます。

ほかにも予定や記録を一覧で見ることができたり、スタンプや着せ替えなどを使ってカレンダーやレポートをデコることもできます。

予定やチケットの管理だけでなく、自分のレポをシェアできるコミュニティ機能もあり、推し活が便利になりそう。まだリリース日は未定のようですが、今年中に使えるようになりそうなので、気になる方はぜひチェックしてくださいね!

おしきゅん
https://www.sanrio.co.jp/special/enjoyidol/oshikyun/

結局、推しとは、推し活とはなんなのか。

我々はまだ旅の途中

「推し」は何かしらの理由で出会ってしまった、応援したい対象。アニメなどの2次元キャラクターから人、動物、電車や石に橋、インクなど、誰かにとっての「推し」は無限大に存在するもの。

「推しは人生そのもの」という言葉はよく使われますが、これは疑う余地もありません。推しに出会ってしまったら、喜怒哀楽はフル回転し、悲喜こもごも(悲しみと喜びを、代わる代わる味わうこと)。つまり、推し活はいいときばかりではない、という人も多いと思います。

推しの存在は人生をも変えるし、この世に生まれてきてくれただけで幸せではあります。そして、ただただハッピーというすべてを超越したような気持ちになることもあります。

反面、ちょっとした推しの発言に心がザワザワしてしまったり、グッズが買えない、舞台に行きたいのに行けない、お金がない、ほかの人は楽しそうでいいな、など、環境や状況に左右されて、悲しい、苦しいという感情を持つことも多々あるものです。それに、「ただ好き!」というだけではなく、意外と冷静に推しや推し活を見ている人も多いです。

うれしいことも悲しいことも訪れる。まさに人生そのもの。

推し活を通して今まで知らなかった世界が広がったり、大切な仲間ができたりする。
推しの活躍を目にすることができる。

だからきっとやめられない。

推しができたら、文句を言いながらも、笑って泣いて、それでも推さずにいられない。
それが推し活なのだろう。

推しとどこまでも。
行けるところまで。
私たちは、きっとまだ旅の途中なのだ。

[Photos by Shutterstock & PR TIMES]

林美由紀

Miyuki Hayashi/ライター

FMラジオ放送局、IT系での仕事人生活を経て、フリーランスライター。好きなものは、クラゲ、ジュゴン、宇宙、クモの巣、絵本、漫画、子どもなど。グッとくる雑貨、ハンドメイド作品、文具、生き物、可愛いものとヘンテコなものを日々探しています。

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