甘酸っぱくてジューシー、見た目も赤くて可愛いイチゴは、老若男女問わず人気ですよね。一般的にイチゴは「果物」のイメージですが、農林水産省の分類では「野菜」。また、おいしい赤い部分は「果実」ではなく「偽果(ぎか)」なのだそう。この記事では、身近なのに意外と知らないイチゴの特徴、選び方、栄養、冷蔵や冷凍保存の方法、おいしい食べ方などを紹介します。

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【特徴】イチゴは果物?野菜?果実的野菜!?

イチゴはバラ目、バラ科の多年草。「イチゴは果物?野菜?」という疑問も見かけますが、園芸学では「木の実=果物」「草の実=野菜」なので、イチゴは野菜です。農林水産省の統計でも扱いは野菜です。
しかし、文部科学省による「日本食品標準成分表」では「果実類」に分類。確かに食べ方や栄養価は果物のイメージなので、食品としては果物に分類されたほうがしっくりきます。このように実際は果物のように食べられている野菜は「果実的野菜」とも呼ばれ、イチゴ、メロン、スイカなどが相当します。
イチゴを人間が食してきた歴史は古く、石器時代の遺跡から野生のイチゴの種が出土されているそう。日本で食べられるようになったのは、今から200年以上前。江戸時代末期の1830年代といわれ、オランダ船によって持ち込まれた当時は「オランダイチゴ」と呼ばれていたそうです。
現在、日本で食べられているイチゴの品種は約300種もあり、とちおとめ(栃木)、あまおう(福岡)などが代表格。ハウス栽培が盛んで、夏の一時期を除いてほぼ一年中出回っていますが、本来の旬は春から夏にかけて。イチゴ狩りが楽しめるのは12月〜5月初旬頃です。
ちなみに、イチゴの赤い部分は「果実」ではありません。イチゴの果実は、表面にあるゴマのようなツブツブ。それぞれのツブツブの中に種が入っているのです。イチゴの赤くて甘い部分は、果実ではなく「花托(かたく)」と呼ばれる部分。茎の先端の花托が肥大化して果物のようになった「偽果(ぎか)」なのです。
【選び方】全体が赤く色づいているものを。パックの裏もチェック!

イチゴは鮮度が重要です。購入するときは表面に光沢があり、ヘタが濃い緑色でピンと張っているものを選びましょう。傷んで果汁が出ていないか、変色していないか、パックの底も確認を。
また、購入して持ち帰る際に揺らすと、イチゴ同士がぶつかって押し傷ができてしまいます。押し傷になった部分は傷みやすいので、持ち帰り時も十分注意しましょう。
【保存】入手した日に食べるのが理想。冷蔵&冷凍保存はひと手間を
イチゴはとってもデリケート。鮮度が食味に影響するので、入手した日に食べるのが理想です。
2〜3日ほど保存したい場合は、入手した日にひと手間を。水分があると傷みやすいので、一度パックから全部出して、果汁が出ているものや押し傷があるものは取り除きましょう。そしてポリ袋か保存容器に重ならないように入れ、野菜室で保存を。ちなみに保存時に洗うと、残った水分がカビの原因になるので、洗ってはいけません。
上記の保存方法でも長持ちはしないので、食べきれない場合は早めに冷凍保存するのがおすすめです。
イチゴを洗ってペーパータオルで水気をしっかり拭き取ります。包丁でヘタを落とし、傷んでいる部分を取り除き、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。できるだけ短時間で凍らせるのがおいしさを保つコツなので、金属バットにのせたり、冷凍庫の室温を下げたりして急速冷凍するとベター。冷凍イチゴは1か月ほど保存可能です。
上記の方法で冷凍したイチゴは、凍ったままシャーベットのように食べたり、スムージーに加えたり、牛乳と一緒にミキサーにかけてイチゴミルクにしたり。鍋で砂糖を加えて加熱すればイチゴジャムにもなります。
【栄養・効果】約11粒で1日のビタミンC推奨量を摂取できる!

イチゴのエネルギーは可食部100gあたり31kcal。1粒(15g)でおよそ5kcalです。
イチゴは果物の中でもビタミンCが多く、11粒ほど食べれば1日の推奨量を摂取可能。ビタミンCには抗酸化作用があり、動脈硬化や脳卒中の予防効果が期待されます。
また、ビタミンB群で「造血ビタミン」とも呼ばれる葉酸、余分な塩分を体外に排出する効果があるカリウムも含まれています。
食物繊維の一種であるペクチンも。ペクチンは酸や糖で分解加熱するとゲル化する性質があるため、イチゴジャムができるのです。
【食べ方】ヘタは取らずに水洗い。水分を拭き取って甘みをキープ

ジューシーなイチゴを味わうには、やっぱりおすすめは生食。食べる直前にヘタが付いたまま洗い、水気を拭いてから、ヘタを取りましょう。
ビタミンCは水溶性なので、ヘタを取ってから水洗いすると切り口からビタミンCが流れ出てしまいます。また、表面に水滴がついたまま食べると甘みが薄まるので、キッチンペーパーなどで軽く押さえて水分を取るとよいでしょう。
イチゴは先端が最も糖度が高くて甘く、ヘタ側の糖度が低いので、ヘタ側から食べるとより甘さを堪能できます。
生クリームやカスタードクリームとの相性もいいので、ケーキやタルトに載せたり、パフェやクレープにトッピングしたりしてもいいですね。
監修:食のスタジオ(https://www.foodst.co.jp/index.html)
レシピ開発だけでなく、コーディネートや撮影、編集、栄養アドバイスまで手がける食のプロ集団。健康・美容・介護食・離乳食などの専門レシピまであらゆるカテゴリーに対応。監修や編集を手がけた書籍は約100冊にも及ぶ。
栄養監修:内山由香
「食のスタジオ」管理栄養士、フードコーディネーター。女子栄養大学卒業後、食のスタジオにてレシピ開発、料理撮影、栄養計算等の業務を担当。作りやすく、子どもから高齢者まで食べやすい家庭的な料理やつくりおきレシピが得意で、忙しい人でも身近な食材で簡単に作れるレシピを多く開発している。『しっかり食べてきれいになる たんぱく質のつくりおき&らく旨おかず』『組み合わせ自由自在つくりおきシリーズ』(西東社)『朝10分!中高生のラクチン弁当320』(学研プラス)など著書多数。
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片桐仁香
Hitoka Katagiri/編集/ライター
CM制作会社を経て、2000年より編集プロダクション勤務。主に、ライフスタイル、料理、子育て、共働き、ダイバーシティなどのジャンルを担当。2人目の出産を機に2018年からフリー。元来の性格がスボラでナマケモノなので、時短ネタや便利ワザを探すのが好き。
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