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POSTED BY ライター/編集/フードアナリスト 中山秀明 掲載日: OCT 19TH, 2019.

根強い人気のレモンサワー。度数5%程度の5品を飲み比べてわかったこと

爽快で甘すぎず、レモンは健康的といった理由から、お酒の中でも人気カテゴリーとなっているレモンサワー。ビールに比べて糖質が低い上に安価というのも魅力で、晩酌用などに手に取る人も多いでしょう。人気なだけに種類も豊富で、各メーカーから様々な商品が発売されていますが、選ぶのはどんな観点からでしょうか。そして、本当に好みの一本を買っていますか? そこで、今回は高アルコールタイプよりも飲みやすい、度数が4~5%のレモンサワー(缶チューハイ)を5本セレクト。商品の特徴や味わいをリポートしていきます。

酒類大手5社の、アルコール度数が4~5%の商品を飲み比べます。

ロングセラーの氷結はクリアでゴクゴクいける

缶チューハイの定番のひとつが「氷結」。大きな特徴は製法にあり、まずは搾った果汁をろ過にし、固形物や雑味を除去。その後余分な熱を加えず、そのまま凍結させたストレート果汁を使っているため、果実本来のみずみずしい香味が楽しめます。

「キリン 氷結® シチリア産レモン」105円(税込113円)。100mlあたり45kcalで糖質は3.9g、お酒はウォッカベースでアルコールは5%です。

色も味わいもクリアで飲みやすく、後味爽快なのが第一印象。すっきりしていながらも比較的甘さが豊かでゴクゴクいけます。レモン缶チューハイの入門にもよさそうですね。

甘さが不要な人には宝の極上レモンサワー

宝酒造の缶チューハイは、他社の多くがウォッカベースなのに対し、焼酎ベースなのが最大の特徴。そこにはさすが、長年日本の伝統酒をつくってきた矜持が感じられます。そして、自社醸造している味わい深い“樽貯蔵熟成酒”をベースにしているのでおいしさもピカイチ。

「寶『極上レモンサワー』<つけ込み塩レモン>」118円(税込127円)。100mlあたり35kcalで炭水化物は1.6g、お酒は国内製造の焼酎ベースでアルコールは5%です。

国産レモン果汁や沖縄の海水塩などを使ったプレミアムな仕上がり。甘くないので食事によく合い、果皮の苦みやピール感もあって、まろやかな酸味と余韻のキレが同居。大人な味わいを求めている人におすすめです。

好バランスで飲みやすい「明日のレモンサワー」

「-196℃ストロングゼロ」や「こだわり酒場のレモンサワー」など、多くの缶チューハイブランドを持つサントリーからは「明日のサワー」シリーズの定番のレモンをチョイス。塩味によるすっきりとした飲み心地のソルティレモン味と、プリン体ゼロや糖類50%オフといったヘルシーさが特徴です。

「サントリー 明日のレモンサワー」114円(税込123円)。100mlあたり43kcalで糖質は2.97g、ベースには国内製造のスピリッツ、レモン浸漬酒、焼酎が使われています。アルコールは5%。

想像以上に塩味は抑えられていて、酸味と甘味はなかなか。さらにレモンピール由来なのか、ほんのりと苦味もあって、これがバランスのよさと好アクセントを演出しています。なお、上記の写真は男性サラリーマン的なイラストですが、その裏は女性。味的にも決して男性向けというわけではなく、それほどお酒が得意ではない女性でもおいしく楽しめる飲みやすさがあります。

贅沢搾りはまるで居酒屋の生レモンサワー

缶チューハイの中には「高果汁系」というカテゴリーが存在し、キリンの「本搾り」やサントリーの「こくしぼり」が有名。そして今回紹介するのが、アサヒの「贅沢搾り」です。このタイプは果汁の量が多いため、開栓前に缶を逆さまにしてから飲むのがセオリー。より、みずみずしい味わいを楽しめるのです。

「アサヒ 贅沢搾り レモン」105円(税込113円)。100mlあたり40kcalで糖質は3.9g、、ウォッカベースでアルコールは4%です。

さすがの果汁感でフルーティー。居酒屋などにある、生搾りレモンサワーのようなジューシーなおいしさを楽しめます。アルコールも4%と低めに設定されているので、酔いやすい人やお酒が得意ではない人におすすめでしょう。

レモンザリッチは濃厚かつ自然なレモン感が美味

最後は、今年誕生したニューカマー。昨年「99.99<フォーナイン>」でヒットを飛ばしたサッポロによる、レモンに特化した缶チューハイブランドが「レモン・ザ・リッチ」です。サッポロはグループ企業にレモン商品が得意な「ポッカサッポロ」があり、その知見もあるのでしょう。高果汁タイプではないにも関わらず濃厚な味わいで、逆さにすることでより本領を発揮します。

「サッポロ レモン・ザ・リッチ 濃い味レモン」116円(税込125円)。100mlあたり55kcalで糖質は6.7g、ウォッカベースでアルコールは5%です。

ブランドには「濃い味ドライレモン」と「濃い味ビターレモン」もある中、今回試したのはスタンダードの「濃い味レモン」。力強いレモンフレーバーが前面に押し出されていて、自然な酸味とリアルな柑橘感が印象的です。飲みごたえもあって、レモンサワー好きは試すべきだといえるでしょう。

飲み比べてわかったのは、各ブランドにそれぞれの特性があり、味の特徴にも違いがあるということ。飲みやすさで選ぶなら氷結や明日のサワー、生が好きなら贅沢搾りやレモンザリッチ、甘くないものを好むなら極上レモンサワーがおすすめです。

※これらの商品はすべてカクヤスにて購入。店舗や時期により商品の品揃えが変わる恐れがありますので、ご注意ください。

カクヤス
https://www.kakuyasu.co.jp/
※各レモンサワーの賞味期限は半年~1年でした。

[All Photos by Hideaki Nakayama]

中山秀明

Hideaki Nakayama/ライター/編集/フードアナリスト

食の分野に詳しいライター兼フードアナリスト。雑誌とウェブメディアを中心に編集と撮影を伴う取材執筆を行うほか、TV番組や大手企業サイトのコメンテーターなど幅広く活動中。

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