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POSTED BY ライター Mayumi.W 掲載日: SEP 23RD, 2025.

【腸活するなら知っておきたい】免疫力は食物繊維と乳酸菌から!知られざる腸の力とは?

残暑が続き夏バテ気味の体や、これからはじまるインフルエンザの季節。免疫力をつけなくてはと思っている人も多いのではないでしょうか? 実は免疫細胞の多くは腸に存在しています。免疫細胞を活性化させるため腸の秘密を紐解きます。おいしく食べられて免疫を整えるお菓子もあわせてご紹介!

短鎖脂肪酸が免疫力のカギ?食物繊維と乳酸菌で整える腸のチカラ お腹を抑える女性

「Glico食と健康の科学セミナー」で腸の免疫機能を学ぶ

短鎖脂肪酸が免疫力のカギ?食物繊維と乳酸菌で整える腸のチカラ國澤 純先生
國澤 純先生

最近よく耳にする腸活。今回は「Glico食と健康の科学セミナー」にて、免疫機能にも深く影響している腸の大切さを教えてもらいました。

登壇されたのは、国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所ヘルス・メディカル微生物研究センター センター長である國澤 純先生です。

免疫細胞の半分以上が腸に集中!

短鎖脂肪酸が免疫力のカギ?食物繊維と乳酸菌で整える腸のチカラIgA抗体」の働き
©医薬基盤・健康・栄養研究所 國澤 純

消化器官のイメージが強い腸ですが、実は免疫機能もその大きな役割の一つ。なんと体の半数以上の免疫細胞は、腸に存在しているのだそうです。

腸の壁はとても薄く、細菌などが体内に入りやすい場所。これを守っているのが、粘液のバリアと腸の免疫システムです。

免疫は体を病原体などから体を守る防御機能。腸の免疫には体内に入ってきた有害な異物を種類に関わらず侵入を阻止する「自然免疫」と、異物を記憶して、2回目以降迅速に防御する「獲得免疫」の2種類があります。

腸で異物を学習した免疫細胞は、全身で活躍します。特に大切なのが「IgA抗体」。これは腸や唾液などから分泌され、ウイルスや菌が体に入る前にブロックします。

これを利用したのが「ワクチン」。病原体の一部をワクチンとして一度体に入れることで記憶させ、ウイルス感染時には強力に反応することができるのです。

免疫は上げるのではなく整える

短鎖脂肪酸が免疫力のカギ?食物繊維と乳酸菌で整える腸のチカラ免疫力アップは正しい?
©医薬基盤・健康・栄養研究所 國澤 純

ただし、免疫が高まりすぎると必要のないものにまで反応し、花粉症やアレルギーなどのような誤作動を起こすことがあります。紫外線や乾燥などに反応し、免疫細胞が暴走して正常な細胞を破壊してしまうことでシワの原因となることも。

コロナの流行などによって、「免疫を上げる」という言葉を耳にするようになりましたが、免疫は上げるというよりは、下げてしまわないようバランスを整えることが大切になってくるのだそうです。

腸に大切な短鎖脂肪酸

食べたものを消化・吸収・排泄する大切な器官である腸は、体型にも大きく影響を及ぼします。腸の内容物を動かす動き「ぜん動運動」は、弱くなると肥満の原因でもある便秘や消化不良の原因に。

短鎖脂肪酸が免疫力のカギ?食物繊維と乳酸菌で整える腸のチカラ腸の画像
©医薬基盤・健康・栄養研究所 國澤 純

写真は特殊なカメラで撮影された腸の映像。動画で見ると活発に動いているのがわかりました。白い気泡のようなものが免疫細胞。こちらも動画では動き回っている様子を見ることができました。腸の免疫細胞はこのように動き回ることで体中を巡って影響を及ぼすのだそう。

便秘を防ぐ成分として思いつくのが食物繊維。便の量を増やし、油や糖を絡め取ってくれるダイエットには欠かせない成分です。さらに食物繊維は、腸内細菌の善玉菌の餌となり腸の動きを助けるエネルギーとなる「短鎖脂肪酸(酢酸・酪酸菌・プロピオン酸)」を作ってくれます。

短鎖脂肪酸が免疫力のカギ?食物繊維と乳酸菌で整える腸のチカラ短鎖脂肪酸
©医薬基盤・健康・栄養研究所 國澤 純

短鎖脂肪酸は腸の動きを活発にしてくれるだけでなく、免疫の暴走を抑えてくれたり善玉菌を増やして悪玉菌を減らしてくれたりと私たちの体の中で大活躍。

短鎖脂肪酸が免疫力のカギ?食物繊維と乳酸菌で整える腸のチカラ発酵性食物繊維
©医薬基盤・健康・栄養研究所 國澤 純

食物繊維の中でも短鎖脂肪酸を作りやすいのが大麦などの穀物類や昆布などの海藻類、ごぼうや玉ねぎなどの野菜や豆類などに多く含まれる「発酵性食物繊維」。これを積極的に摂ることで効果的な腸活を行うことができます。

食物繊維を最大限に活かすには?

腸活にとって重要な食物繊維ですが、「短鎖脂肪酸」になるにはいくつかのプロセスが必要となってきます。

体に入った食物繊維は以下の通り、3つのステップを経て短鎖脂肪酸となります。

第1ステップ 食物繊維→納豆菌や糖化菌などによって糖に変えられる
第2ステップ 糖→乳酸菌やビフィズス菌などによって乳酸や酢酸に変えられる
第3ステップ 乳酸や酢酸→プロピオン酸菌や酪酸菌などによってプロピオン酸や酪酸といった短鎖脂肪酸となる

短鎖脂肪酸が免疫力のカギ?食物繊維と乳酸菌で整える腸のチカラヨーグルト 乳酸菌
©医薬基盤・健康・栄養研究所 國澤 純

中でもヨーグルトなどに含まれる乳酸菌は第1ステップと第3ステップをつなぐとても大切な菌。免疫を下げることなく、上げすぎて暴走することも防いでくれるとても優秀な菌なのです。私たちが口にするものは、私たちの栄養になるのはもちろん、腸内細菌の餌になることも覚えておきたいですね。

江崎グリコの乳酸菌がスゴイ!

短鎖脂肪酸が免疫力のカギ?食物繊維と乳酸菌で整える腸のチカラGCL18153つの指標
©江崎グリコ

「健やかな人生、ゆたかな人生」をパーパスに掲げた江崎グリコでは、腸の免疫機能に重要とされる乳酸菌について研究を続けてきました。その中で10,000菌株から発見されたのが「GCL1815株」です。

免疫のスイッチを刺激して活性化し、異物への攻撃力をアップさらにバリアを強化してくれるという指標において最も優れた乳酸菌とされています。

短鎖脂肪酸が免疫力のカギ?食物繊維と乳酸菌で整える腸のチカラGCL1815実験結果
©江崎グリコ

2回にわたって行われたヒトでの試験(※)においても風邪の自覚症状がある累積日数が明らかに減少するという研究結果を得られました。

※試験タイプ ランダム化二重盲検プラセボ対照試験
実施期間(被験者数)
試験① 2023年1月〜3月(各群100人)
試験② 2024年1月~3月(各群100人)
評価項目 主要評価項目: 風邪自覚症状に関するアンケート
副次評価項目: 末梢血中の免疫細胞の活性測定など
試験②ではおなかの調子、ストレス、QOLに関するアンケート

短鎖脂肪酸が免疫力のカギ?食物繊維と乳酸菌で整える腸のチカラビスコ

江崎グリコのビスケットサンド「ビスコ」は「GCL1815乳酸菌」と生きて腸に届く「スポロ乳酸菌」の2つの乳酸菌と、食物繊維が入っています。おいしいだけではなく、乳酸菌と食物繊維が一緒に摂れるスグレモノなのです。

継続して摂ることが大切になってくる乳酸菌も、子どもから大人まで大人気の「ビスコ」からなら無理なく摂ることができそうですね。

免疫機能を整えるために、食事を上手に活用してくださいね!

ビスコ
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Mayumi.W/ライター

夫一人、子ども一人、犬一匹と一緒に暮らしています。いつでも楽しいことを模索中。ストレスは歌って発散。大体いつも歌ってます。

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